第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第17問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第17問(循環器系)の正答は 1 です。カテーテルアブレーションは、不整脈の起源や異常な回路を焼いて断つ治療で、対象は頻脈性不整脈である。
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
初回正答率 72.2%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
カテーテルアブレーションは、不整脈の起源や異常な回路を焼いて断つ治療で、対象は頻脈性不整脈である。洞不全症候群やWenckebach型房室ブロックは徐脈の側の不整脈で、焼く対象がない。
【各選択肢の解説】
a.WPW 症候群
✅ 正しい。心房と心室をつなぐ副伝導路(Kent束)を焼灼して断てば、副伝導路を回る頻拍を根治できる。
b.心室頻拍
✅ 正しい。心室内の起源やリエントリー回路を焼灼する。特発性心室頻拍のほか、心筋梗塞後の心室頻拍でも行われる。
c.発作性心房細動
✅ 正しい。心房細動のきっかけとなる異常興奮の多くが肺静脈から出るため、肺静脈隔離術で左房と肺静脈の電気的なつながりを断つ。
d.洞不全症候群
❌ 誤り。洞結節の働きが落ちて脈が遅くなる徐脈性不整脈で、焼灼する回路がない。正しくは、症状がある例ではペースメーカ植込みが適応となる。
e.Wenckebach 型房室ブロック
❌ 誤り。PQ間隔が次第に延びてQRSが1拍抜ける第2度房室ブロックで、伝導が「遅れる」側の異常である。正しくは、多くは経過観察で、症状がある例でペースメーカを考える。
✅ 正しい(=正答)。a・b・cとも正しい記述である。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。d・eが誤った記述。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはa・b・c。
❌ 誤り。d・eが誤った記述。正しくはa・b・c。
【試験対策ポイント】
| 不整脈の種類 | 例 | 主な非薬物治療 |
|---|---|---|
| 頻脈性 | WPW症候群・発作性上室頻拍・心房粗動・心房細動・心室頻拍 | カテーテルアブレーション |
| 徐脈性 | 洞不全症候群・高度房室ブロック | ペースメーカ |
致死性の心室性不整脈の予防には植込み型除細動器(ICD)を使う。
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