第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第21問
消化器系第36回午後
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第21問(消化器系)の正答は 1 です。胃潰瘍の二大原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染とNSAIDsである。
問題
胃潰瘍について正しいのはどれか。
- 1. ヘリコバクター・ピロリ菌が原因となる。 ✓
- 2. 黒色便は生じない。
- 3. 組織欠損は粘膜にとどまる。
- 4. プロトンポンプ阻害薬は禁忌である。
- 5. 疼痛時はNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を投与する。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 93.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — ヘリコバクター・ピロリ菌が原因となる。
胃潰瘍の二大原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染とNSAIDsである。他の肢は、出血(黒色便)・欠損の深さ・治療薬(PPIは第一選択、NSAIDsは原因)のどれかを逆にしている。
【各選択肢の解説】
1. ヘリコバクター・ピロリ菌が原因となる。
✅ 正しい(=正答)。ピロリ菌は胃粘膜に住みつき、慢性胃炎を起こして粘膜の防御を弱める。除菌すると潰瘍の再発が大きく減る。
✅ 正しい(=正答)。ピロリ菌は胃粘膜に住みつき、慢性胃炎を起こして粘膜の防御を弱める。除菌すると潰瘍の再発が大きく減る。
2. 黒色便は生じない。
❌ 誤り。正しくは、潰瘍から出血すると血液が胃酸で黒く変化し、黒色便(タール便)や吐血を生じる。
❌ 誤り。正しくは、潰瘍から出血すると血液が胃酸で黒く変化し、黒色便(タール便)や吐血を生じる。
3. 組織欠損は粘膜にとどまる。
❌ 誤り。粘膜内にとどまる欠損はびらんと呼ぶ。正しくは、潰瘍は粘膜筋板を越えて粘膜下層以深に達する欠損である。
❌ 誤り。粘膜内にとどまる欠損はびらんと呼ぶ。正しくは、潰瘍は粘膜筋板を越えて粘膜下層以深に達する欠損である。
4. プロトンポンプ阻害薬は禁忌である。
❌ 誤り。正しくは、プロトンポンプ阻害薬(PPI)は胃酸分泌を強く抑える治療の第一選択薬で、ピロリ菌の除菌でも抗菌薬と組み合わせて使う。
❌ 誤り。正しくは、プロトンポンプ阻害薬(PPI)は胃酸分泌を強く抑える治療の第一選択薬で、ピロリ菌の除菌でも抗菌薬と組み合わせて使う。
5. 疼痛時はNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を投与する。
❌ 誤り。NSAIDsはプロスタグランジンの産生を抑えて胃粘膜の防御を弱め、潰瘍の原因になる。正しくは、NSAIDsは避け、胃酸を抑える薬で治療する。
❌ 誤り。NSAIDsはプロスタグランジンの産生を抑えて胃粘膜の防御を弱め、潰瘍の原因になる。正しくは、NSAIDsは避け、胃酸を抑える薬で治療する。
【試験対策ポイント】
- 原因:ピロリ菌・NSAIDs
- 深さ:びらん=粘膜内/潰瘍=粘膜筋板を越える
- 症状:心窩部痛・出血(吐血・タール便)・穿孔
- 治療:PPIなどの酸分泌抑制薬+ピロリ菌の除菌(酸分泌抑制薬+アモキシシリン+クラリスロマイシン)
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