第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(血液系)の正答は 3 です。貧血は赤血球の大きさ(平均赤血球容積MCV)で小球性・正球性・大球性に分ける。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 50%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
貧血は赤血球の大きさ(平均赤血球容積MCV)で小球性・正球性・大球性に分ける。ヘモグロビンが作れない貧血は小球性、DNA合成の障害は大球性、赤血球を作る量そのものが減る貧血(腎性・再生不良性)は正球性になる。
【各選択肢の解説】
a.サラセミア
❌ 誤り。グロビン鎖の合成障害でヘモグロビンが十分に作れない。正しくは、小球性低色素性貧血である。
b.腎性貧血
✅ 正しい。腎臓で作られるエリスロポエチンが減り、赤血球の産生量が落ちる。1個ずつの赤血球は正常に作られるので正球性正色素性貧血になる。
c.再生不良性貧血
✅ 正しい。骨髄の造血幹細胞が減って赤血球・白血球・血小板がすべて減る(汎血球減少)。作られる赤血球は正常の大きさなので正球性貧血である(やや大きめになることもある)。
d.鉄欠乏性貧血
❌ 誤り。ヘモグロビンの材料の鉄が足りない。正しくは、小球性低色素性貧血である。
e.ビタミンB₁₂ 欠乏性貧血
❌ 誤り。DNA合成が障害されて細胞分裂が遅れ、大きな未熟な赤芽球(巨赤芽球)ができる。正しくは、大球性貧血(巨赤芽球性貧血)である。
❌ 誤り。aが誤った記述。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eが誤った記述。正しくはb・c。
✅ 正しい(=正答)。b・cとも正しい記述である。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eが誤った記述。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
| 分類 | MCV | 主な貧血 |
|---|---|---|
| 小球性 | 80 fL未満 | 鉄欠乏性・サラセミア |
| 正球性 | 80〜100 fL | 腎性・再生不良性・溶血性・急性出血 |
| 大球性 | 100 fL超 | ビタミンB₁₂欠乏・葉酸欠乏(巨赤芽球性) |
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