MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問

生体電気・磁気計測第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(生体電気・磁気計測)の正答は 5 です。誘発電位は微小(数μV以下)で自発脳波(数十μV)より小さいため、加算平均処理で雑音に埋もれた信号を取り出す。

問題
誘発脳波計測について誤っているのはどれか。
  1. 1. 脳手術時のモニタリングに利用される。
  2. 2. 刺激から潜時をもって誘発電位が現れる。
  3. 3. 刺激に同期して誘発電位の加算平均処理を行う。
  4. 4. 聴性誘発電位計測にはクリック音が用いられる。
  5. 5. 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。

誘発電位は微小(数μV以下)で自発脳波(数十μV)より小さいため、加算平均処理で雑音に埋もれた信号を取り出す。この記述が誤りで正答は5番。


【各選択肢の解説】

1. 脳手術時のモニタリングに利用される。
✅ 正しい。術中神経モニタリング(体性感覚・運動・聴性誘発電位)に用いる。
2. 刺激から潜時をもって誘発電位が現れる。
✅ 正しい。刺激後、一定の潜時(latency)をもって波形が出現する。
3. 刺激に同期して誘発電位の加算平均処理を行う。
✅ 正しい。刺激に同期して繰り返し加算しSN比を改善する。
4. 聴性誘発電位計測にはクリック音が用いられる。
✅ 正しい。ABR(聴性脳幹反応)ではクリック音刺激を用いる。
5. 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。
❌ 誤り。誘発電位は自発脳波より微小。だから加算平均が必要。正答。

【試験対策ポイント】

誘発電位は微小(μVオーダー)→背景の自発脳波・雑音に埋もれる→刺激同期の加算平均でSN比向上(N回加算でSN比は√N倍)。潜時・振幅を評価。種類:聴性(ABR=クリック)、視覚(VEP=パターン反転)、体性感覚(SEP)。術中モニタリングで神経機能を監視する。

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