MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問

生体電気・磁気計測第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(生体電気・磁気計測)の正答は 5 です。誘発電位は振幅が数μV以下と非常に小さく、数十μVある自発(安静時)脳波に埋もれる。

問題
誘発脳波計測について誤っているのはどれか。
  1. 1. 脳手術時のモニタリングに利用される。
  2. 2. 刺激から潜時をもって誘発電位が現れる。
  3. 3. 刺激に同期して誘発電位の加算平均処理を行う。
  4. 4. 聴性誘発電位計測にはクリック音が用いられる。
  5. 5. 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。 ✓

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.8%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。

誘発電位は振幅が数μV以下と非常に小さく、数十μVある自発(安静時)脳波に埋もれる。だから刺激に同期した加算平均で取り出す。誘発電位の方が大きいとする5番が誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 脳手術時のモニタリングに利用される。
✅ 正しい。体性感覚誘発電位・運動誘発電位・聴性脳幹反応などで、手術中に神経の経路が傷ついていないかを監視する。
2. 刺激から潜時をもって誘発電位が現れる。
✅ 正しい。刺激が感覚路を伝わって脳に届くまでに時間がかかるため、刺激から一定の遅れ(潜時)の後に波が出る。潜時の延長は伝導路の障害を示す。
3. 刺激に同期して誘発電位の加算平均処理を行う。
✅ 正しい。誘発電位は刺激から同じ時刻に同じ形で出るので、刺激に合わせて加算すると信号は積み上がり、ランダムな背景脳波は打ち消し合う。N回加算でSN比は√N倍になる。
4. 聴性誘発電位計測にはクリック音が用いられる。
✅ 正しい。聴性脳幹反応(ABR)では、立ち上がりが鋭く多くの神経を同時に興奮させるクリック音を用いる。
5. 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、誘発電位は自発脳波よりはるかに小さい(自発脳波は数十μV、誘発電位は数μV以下)。

【試験対策ポイント】

種類刺激
聴性脳幹反応(ABR)クリック音
視覚誘発電位(VEP)パターン反転(白黒の市松模様)
体性感覚誘発電位(SEP)末梢神経の電気刺激

加算回数を100回にするとSN比は10倍(√100)。

📗 MEカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体計測装置学」でまとめて復習できます。計測工学・生体電気磁気・生体物理化学・医用画像計測の頻出を整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

ME国試ノート 頻出だけを、1冊に。 9分野・全33章/過去問9回分(第31〜39回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 医学概論は無料 ▶ 「生体計測装置学」第2章を開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 9分野・全33章。医学概論は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第36回 全問一覧

▶ 生体電気・磁気計測 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)