第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問
生体物理・化学現象の計測第36回午後
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。熱希釈式肺動脈カテーテル(Swan-Ganzカテーテル)は、静脈から右房・右室を通って肺動脈に先端を置く。
問題
熱希釈式肺動脈カテーテルで計測できないのはどれか。
- 1. 混合静脈血酸素飽和度
- 2. 左室収縮期圧 ✓
- 3. 中心静脈圧
- 4. 心拍出量
- 5. 肺動脈圧
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 78.6%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 左室収縮期圧
熱希釈式肺動脈カテーテル(Swan-Ganzカテーテル)は、静脈から右房・右室を通って肺動脈に先端を置く。測れるのは右心系と肺動脈の圧、熱希釈による心拍出量、肺動脈血の酸素飽和度で、左室の中には入らないので左室収縮期圧は測れない。
【各選択肢の解説】
1. 混合静脈血酸素飽和度
❌ 誤り。正しくは計測できる。肺動脈の血液は全身から戻った静脈血が混ざったもの(混合静脈血)で、先端から採血するか、光ファイバ付きのカテーテルで連続測定する。
❌ 誤り。正しくは計測できる。肺動脈の血液は全身から戻った静脈血が混ざったもの(混合静脈血)で、先端から採血するか、光ファイバ付きのカテーテルで連続測定する。
2. 左室収縮期圧
✅ 計測できない(=正答)。カテーテルは左心系に入らない。肺動脈楔入圧は左房圧や左室拡張末期圧の目安にはなるが、左室の収縮期圧は反映しない。
✅ 計測できない(=正答)。カテーテルは左心系に入らない。肺動脈楔入圧は左房圧や左室拡張末期圧の目安にはなるが、左室の収縮期圧は反映しない。
3. 中心静脈圧
❌ 誤り。正しくは計測できる。先端から約30cmの位置にある近位側の孔が右房付近に開口し、そこで測る。
❌ 誤り。正しくは計測できる。先端から約30cmの位置にある近位側の孔が右房付近に開口し、そこで測る。
4. 心拍出量
❌ 誤り。正しくは計測できる。近位側の孔から冷たい液を注入し、先端近くのサーミスタで肺動脈の血液温の変化を測り、その変化の曲線から心拍出量を求める(熱希釈法)。
❌ 誤り。正しくは計測できる。近位側の孔から冷たい液を注入し、先端近くのサーミスタで肺動脈の血液温の変化を測り、その変化の曲線から心拍出量を求める(熱希釈法)。
5. 肺動脈圧
❌ 誤り。正しくは計測できる。先端の孔で肺動脈圧を測り、バルーンを膨らませて楔入させると肺動脈楔入圧も測れる。
❌ 誤り。正しくは計測できる。先端の孔で肺動脈圧を測り、バルーンを膨らませて楔入させると肺動脈楔入圧も測れる。
【試験対策ポイント】
| 測定項目 | 測る場所・方法 |
|---|---|
| 中心静脈圧(右房圧) | 近位側の孔 |
| 肺動脈圧 | 先端の孔 |
| 肺動脈楔入圧 | バルーンで楔入(左房圧の目安) |
| 心拍出量 | 冷水注入+サーミスタ(熱希釈法) |
| 混合静脈血酸素飽和度 | 肺動脈血 |
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