MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問

生体物理・化学現象の計測第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。ランベルト・ベールの法則では、吸光度A=εcl(ε:モル吸光係数、c:濃度、l:光路長)。

問題
ランベルト・ベールの法則が成立する吸光度測定で正しいのはどれか。 a.吸光度は透過率に比例する。 b.吸光度は光路長に反比例する。 c.吸光度は-1 ~1 の範囲の値で表す。 d.モル吸光係数は物質によって異なる。 e.透過光の強度は光路長に対して指数関数的に減少する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

ランベルト・ベールの法則では、吸光度A=εcl(ε:モル吸光係数、c:濃度、l:光路長)。モル吸光係数は物質固有(d)透過光強度は光路長に対し指数関数的に減少(e)が正しい。組合せは5番。


【各選択肢の解説】

a. 吸光度は透過率に比例する → ❌ 誤り。吸光度A=−log₁₀(透過率T)で、対数の逆相関。

b. 吸光度は光路長に反比例する → ❌ 誤り。A=εclより光路長lに比例する。

c. 吸光度は−1〜1の範囲の値で表す → ❌ 誤り。吸光度は0以上で、1を超える値もとる(負にならない)。

d. モル吸光係数は物質によって異なる → ✅ 正しい。εは物質・波長に固有の定数。

e. 透過光の強度は光路長に対して指数関数的に減少する → ✅ 正しい。I=I₀·10^(−εcl)(指数関数的減衰)。

よって正しいのはd・e → 組合せは「5番」が正答。


【試験対策ポイント】

ランベルト・ベールの法則:A=εcl、A=−log(I/I₀)、I=I₀·10^(−εcl)。吸光度は濃度c・光路長lに比例、透過光は指数関数的に減衰。この原理がパルスオキシメータ(SpO₂)・分光光度計・血液ガス/成分分析の基礎。εは物質・波長固有。透過率と吸光度の対数関係を混同しないこと。

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