第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問(医用画像計測)の正答は 3 です。内視鏡の構造(光源と撮像の位置)と用途を見分ける問題である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 78.6%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
内視鏡の構造(光源と撮像の位置)と用途を見分ける問題である。光源はファイバスコープでも電子内視鏡でも本体外の光源装置にあり、ライトガイドで先端へ導光する。正しいのは狭帯域光観察(b)とカプセル内視鏡の小腸診断(c)。
【各選択肢の解説】
a.ファイバスコープは先端に光源が装着されている。
❌ 誤り。光は外部の光源装置からライトガイド(光ファイバ束)で先端へ送られる。正しくは、先端にあるのはライトガイドの出射端で、光源そのものは本体外の光源装置にある。
b.狭帯域光を用いて毛細血管を強調表示できる。
✅ 正しい。狭帯域光観察(NBI)は、ヘモグロビンに強く吸収される青(約415 nm)と緑(約540 nm)の狭い帯域の光で照らすため、粘膜表層の毛細血管が暗く浮き上がって強調される。
c.カプセル内視鏡は小腸病変の診断に使われる。
✅ 正しい。飲み込んだカプセルが消化管を進みながら撮影し、画像を体外の受信装置へ送る。通常のスコープが届きにくい小腸の観察(原因不明の消化管出血の検索など)に使われる。
d.ファイバスコープは画像が記録できない。
❌ 誤り。接眼部にカメラ(撮像装置)を取り付ければ静止画・動画を記録できる。正しくは、ファイバスコープもカメラを付けて記録できる。
e.電子内視鏡は光源装置が不要である。
❌ 誤り。先端の固体撮像素子(CCD・CMOS)は照らされた像を撮るだけで、照明は別に要る。正しくは、電子内視鏡も光源装置が必要で、ファイバスコープとの違いは撮像の場所(先端の撮像素子)である。
❌ 誤り。aは光源の位置を誤っている。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eとも光源についての誤り。正しくはb・c。
✅ 正しい(=正答)。b・cとも正しい記述である。
❌ 誤り。dはカメラを付ければ記録できるので誤り。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
| ファイバスコープ | 電子内視鏡 | |
|---|---|---|
| 像の伝え方 | イメージガイド(光ファイバ束)で接眼部へ | 先端の撮像素子(CCD・CMOS)で電気信号に |
| 照明 | 外部の光源装置+ライトガイド | 外部の光源装置+ライトガイド |
| 記録 | カメラを付ければ可能 | ビデオプロセッサ経由で可能 |
- NBI=ヘモグロビンの吸収帯の狭帯域光で表層血管を強調
- カプセル内視鏡=小腸の観察
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体計測装置学」でまとめて復習できます。計測工学・生体電気磁気・生体物理化学・医用画像計測の頻出を整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「生体計測装置学」第4章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化