MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第33問

生体物性第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第33問(生体物性)の正答は 3 です。皮膚を通して生体に伝わる物理的エネルギー(超音波・電磁波など)で、不可逆的な組織障害が生じ得るとされるエネルギー密度の下限は100 mW/cm²とされる。

問題
皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーによって、生体に何ら かの不可逆的な障害が生じるとされているエネルギー密度の下限はどれか。
  1. 1. 1 mW/cm2
  2. 2. 10 mW/cm2
  3. 3. 100 mW/cm2
  4. 4. 1 W/cm2
  5. 5. 10 W/cm2

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 100 mW/cm²

皮膚を通して生体に伝わる物理的エネルギー(超音波・電磁波など)で、不可逆的な組織障害が生じ得るとされるエネルギー密度の下限は100 mW/cm²とされる。よって正答は3番。


【各選択肢の解説】

1.1 mW/cm²
❌ 誤り。この程度は診断用超音波などで日常的に用いられるレベルで、障害の下限には遠い。

2.10 mW/cm²
❌ 誤り。安全域とされ、不可逆的障害の下限には達しない。

3.100 mW/cm²
✅ 正しい。生体に不可逆的な傷害が生じ始めるとされるエネルギー密度の下限=100 mW/cm²。診断機器の安全設計の目安になる。

4.1 W/cm²
❌ 誤り。1000 mW/cm²で、下限(100 mW/cm²)を大きく超え、治療(加温・破壊)域に入る。

5.10 W/cm²
❌ 誤り。組織破壊が明確に生じる高強度域で、治療用(HIFU等)のレベル。


【試験対策ポイント】

  • 不可逆的障害の下限=100 mW/cm²(0.1 W/cm²)は頻出の暗記数値。
  • 診断用超音波の音響出力は概ねこれより低く安全域に設定される。
  • 生体への物理的エネルギー作用(熱・機械・電磁)の安全限界は生体物性の基本テーマ。
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