MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問

各種治療機器第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問(各種治療機器)の正答は 4 です。除細動器はコンデンサに蓄えた静電エネルギーで放電する。

問題
除細動器内部コンデンサの静電容量が150 nF で、設定エネルギーが300 J の場合、除細動に用いる充電電圧[V]はどれか。 ただし、内部損失がないものとする。
  1. 1. 141
  2. 2. 200
  3. 3. 1,414
  4. 4. 2,000
  5. 5. 14,142

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 2,000 V

除細動器はコンデンサに蓄えた静電エネルギーで放電する。エネルギーE=(1/2)CV² より V=√(2E/C)。C=150 µF(※問題文の「nF」はOCR誤り。150 µFで計算が成立)、E=300 J を代入すると V=√(2×300/150×10⁻⁶)=√(4×10⁶)=2,000 V。よって正答は4番。


【各選択肢の解説】

1.141
❌ 誤り。桁が大きく異なる。

2.200
❌ 誤り。計算値の1/10で不適。

3.1,414
❌ 誤り。√2×1000で、代入を誤った値。

4.2,000
✅ 正しい。V=√(2E/C)=√(2×300÷150×10⁻⁶)=√(4×10⁶)=2,000 V

5.14,142
❌ 誤り。容量をnF(10⁻⁹)のまま計算した過大値。


【試験対策ポイント】

  • コンデンサの蓄積エネルギー E=(1/2)CV² → V=√(2E/C) は除細動器・電気系の頻出式。
  • 成人体外除細動のエネルギーは単相性で最大360 J、二相性で150〜200 J程度。
  • 単位換算に注意:µF=10⁻⁶F、nF=10⁻⁹F。桁ミスが最頻出。
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