MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第54問

電子工学第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第54問(電子工学)の正答は 3 です。図1はコンデンサが直列、ダイオードが出力と接地の間に入ったクランプ回路。

問題
図1 の回路に図2 の電圧を入力に加えたとき、出力されるのはどれか。 ただし、ダイオードは理想ダイオードとする。
第36回午後第54問 図
  1. 1. 図の波形1
  2. 2. 図の波形2
  3. 3. 図の波形3 ✓
  4. 4. 図の波形4
  5. 5. 図の波形5

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 38.5%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 図の波形3

図1はコンデンサが直列、ダイオードが出力と接地の間に入ったクランプ回路。ダイオードはアノードが接地側・カソードが出力側なので、出力が0 Vより下がろうとすると導通し、出力の最小値が0 Vに固定される。


【図の読み方】

  • ダイオードの向き:三角が上向き、横棒が上(出力側)=アノードが接地、カソードが出力
  • 入力が負のピーク −V_m のとき、ダイオードが導通してコンデンサが V_m まで充電される(入力側が−)
  • 以後コンデンサの電圧 V_m が入力に足され、出力=入力+V_m=0〜2V_m の波形になる。理想ダイオードなので下端はちょうど0 V

【各選択肢の解説】

1. 図の波形1
❌ 誤り。入力がそのまま出る波形で、コンデンサの充電による直流分の移動を無視している。正しくは下端が0 Vにそろうよう全体が上へ V_m 移動する。
2. 図の波形2
❌ 誤り。上端を0 Vに固定した(負側へ移動した)波形で、ダイオードを逆向きにした回路の出力。正しくはこの向きでは下端が0 Vに固定される。
3. 図の波形3
✅ 正しい(=正答)。正弦波の形を保ったまま、下端が0 V・上端が2V_m の波形になる。
4. 図の波形4
❌ 誤り。正の半周期だけを通す半波整流の波形。正しくは波形の形は欠けずに上へ移動する(クランプ)。
5. 図の波形5
❌ 誤り。負の半周期だけを残す半波整流の波形。正しくは0〜2V_m の正弦波になる。

【試験対策ポイント】

  • クランプ(クランパ)=直列C+並列ダイオード:波形の形は変えず、上端か下端を基準電圧に固定する
  • クリップ(リミッタ)=波形の一部を切り取る。整流=半周期を取り去る
  • ダイオードのカソードが出力側なら下端0 V(正方向へ移動)、アノードが出力側なら上端0 V
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