第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。パルスオキシメータは、発光ダイオード(赤色光と赤外光の2波長)とフォトダイオードで指先などの透過光を測り、拍動する成分の吸光度の比から動脈血の酸素飽和度(SpO₂)を求める。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 53.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
パルスオキシメータは、発光ダイオード(赤色光と赤外光の2波長)とフォトダイオードで指先などの透過光を測り、拍動する成分の吸光度の比から動脈血の酸素飽和度(SpO₂)を求める。光を使うので、マニキュアや強い外光は誤差の原因になる。
【各選択肢の解説】
a.動脈血の酸素分圧を計測している。
❌ 誤り。酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの吸光の差を使う方法である。正しくは計測するのは動脈血酸素飽和度(SpO₂)で、酸素分圧(PaO₂)は血液ガス分析で測る。
b.2 種類の赤色光によって計測している。
❌ 誤り。正しくは赤色光(約660 nm)と赤外光(約900〜940 nm)の2波長。赤色光では還元ヘモグロビン、赤外光では酸化ヘモグロビンの吸光が大きいことを利用する。
c.発光ダイオードとフォトダイオードが用いられる。
✅ 正しい。発光ダイオードで2波長を交互に光らせ、組織を通った光をフォトダイオードで受けて電流に変える。
d.マニュキュアは誤差の要因となる。
✅ 正しい。爪のマニキュア(特に濃い色)が光を吸収するので、2波長の吸光度の比が変わり誤差を生じる。
e.強い外光は誤差の要因となる。
✅ 正しい。無影灯や直射日光などの強い外光がフォトダイオードに入ると、測定する透過光に雑音として加わる。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。c・d・eとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
- 測るのは飽和度(SpO₂)。分圧ではない
- 2波長=赤色光+赤外光
- 誤差要因:マニキュア、強い外光、体動、末梢循環不全、一酸化炭素ヘモグロビン(SpO₂が高めに出る)、色素の静注
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