第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問(呼吸療法装置)の正答は 2 です。人工呼吸器関連肺炎(VAP)は、口腔・咽頭の細菌がカフの脇を通って下気道へ入ることが主な原因。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 79.3%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
人工呼吸器関連肺炎(VAP)は、口腔・咽頭の細菌がカフの脇を通って下気道へ入ることが主な原因。口腔内の細菌を減らす定期的な口腔ケア(a)と、装着期間を短くする毎日の離脱評価(e)が対策になる。
【各選択肢の解説】
a.約8 時間ごとに口腔ケアを行う。
✅ 正しい。口腔内の細菌を減らし、気管へ流れ込む分泌物の汚染を減らすため、定期的に口腔ケアを行う。
b.人工呼吸器回路を毎日交換する。
❌ 誤り。回路を開放する回数が増えるほど汚染の機会が増える。正しくは回路は頻回に交換せず、目に見える汚れや破損があるときに交換する。
c.体動防止のため過鎮静にする。
❌ 誤り。深い鎮静は自発呼吸や咳を弱め、装着期間を延ばしてVAPを増やす。正しくは鎮静は必要最小限にし、毎日鎮静を浅くして評価する。
d.患者を仰臥位で管理する。
❌ 誤り。仰臥位は胃内容物や分泌物の誤嚥を起こしやすい。正しくは禁忌がなければ頭部を30〜45°挙上する。
e.人工呼吸器から離脱できるかどうか、毎日評価する。
✅ 正しい。人工呼吸の期間が長いほどVAPが増えるので、毎日離脱できるかを評価し、できる限り早く離脱する。
❌ 誤り。bが誤り。正しくはa・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。a・eともVAP対策である。
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
VAPバンドル(日本集中治療医学会 2010改訂版)の5項目
- 手指衛生を確実に行う
- 人工呼吸器回路を頻回に交換しない
- 適切な鎮静・鎮痛をはかる(特に過鎮静を避ける)
- 人工呼吸器からの離脱ができるかどうか毎日評価する
- 人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない
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