MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問

呼吸療法装置第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。離脱の可否は、酸素化・換気・酸塩基平衡・呼吸パターンが自発呼吸で保てるかで判断する。

問題
人工呼吸器離脱が可能な状態として正しいのはどれか。
  1. 1. 動脈血pH 7.20
  2. 2. PaO₂ 40 mmHg(FIO₂ 0.21)
  3. 3. PaCO₂ 45 mmHg ✓
  4. 4. 1 回換気量 4 mL/kg
  5. 5. 呼吸回数 40/分

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 74.1%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — PaCO₂ 45 mmHg

離脱の可否は、酸素化・換気・酸塩基平衡・呼吸パターンが自発呼吸で保てるかで判断する。PaCO₂ 45 mmHgは基準範囲(35〜45 mmHg)の上限で換気が保たれている。他の4つはいずれも著しい異常で、離脱できない状態を示す。


【各選択肢の解説】

1. 動脈血pH 7.20
❌ 誤り。基準範囲(7.35〜7.45)を大きく下回るアシデミアで、離脱の目安(おおむね7.25以上)にも届かない。正しくは離脱にはpHがほぼ基準範囲に保たれていることが必要。
2. PaO₂ 40 mmHg(FIO₂ 0.21)
❌ 誤り。室内気でPaO₂ 40 mmHgは呼吸不全の基準(60 mmHg以下)を大きく下回る重度の低酸素血症。正しくは離脱には低いFIO₂でPaO₂ 60 mmHg以上を保てることが必要。
3. PaCO₂ 45 mmHg
✅ 正しい(=正答)。PaCO₂は肺胞換気量で決まるので、基準範囲内であれば自発呼吸で必要な換気ができていることを示す。
4. 1 回換気量 4 mL/kg
❌ 誤り。浅い呼吸で換気が足りない。正しくは自発呼吸の1回換気量はおおむね5 mL/kg以上が離脱の目安。
5. 呼吸回数 40/分
❌ 誤り。著しい頻呼吸で、呼吸筋の疲労や浅く速い呼吸を示す。正しくは離脱の目安は呼吸回数がおおむね30〜35/分未満。

【試験対策ポイント】

離脱の目安(文献で数値に多少の幅がある)

  • 酸素化:低いFIO₂・PEEPでPaO₂(SpO₂)が保てる
  • 換気:pH・PaCO₂がほぼ基準範囲
  • 呼吸パターン:頻呼吸でない、1回換気量が保たれる、浅速呼吸指数(呼吸回数÷1回換気量[L])が105未満
  • 循環が安定し、意識・咳嗽反射が保たれている
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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