第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問
呼吸療法装置第36回午後
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。高気圧酸素治療(HBO)では加圧で閉鎖腔の容積・圧が変化するため、気体を含む病態が禁忌となる。
問題
高気圧酸素治療の禁忌はどれか。
a.肺気腫
b.緊張性気胸
c.気管支喘息発作
d.一酸化炭素中毒
e.コンパートメント症候群
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — a、b、c
高気圧酸素治療(HBO)では加圧で閉鎖腔の容積・圧が変化するため、気体を含む病態が禁忌となる。緊張性気胸は絶対禁忌、肺気腫・気管支喘息発作は気胸を誘発しやすく禁忌。a・b・cが禁忌で組合せは1番。一酸化炭素中毒とコンパートメント症候群はむしろ適応。
【各選択肢の解説】
a. 肺気腫
✅ 禁忌である。ブラ(気腫性嚢胞)があると減圧時に破裂し気胸を起こす危険。
✅ 禁忌である。ブラ(気腫性嚢胞)があると減圧時に破裂し気胸を起こす危険。
b. 緊張性気胸
✅ 禁忌である(絶対禁忌)。加圧・減圧で胸腔内圧が変動し致命的に悪化する。未処置なら必ず先に脱気。
✅ 禁忌である(絶対禁忌)。加圧・減圧で胸腔内圧が変動し致命的に悪化する。未処置なら必ず先に脱気。
c. 気管支喘息発作
✅ 禁忌である。気道閉塞で肺内圧が保持され、減圧時の気胸・空気塞栓のリスク。
✅ 禁忌である。気道閉塞で肺内圧が保持され、減圧時の気胸・空気塞栓のリスク。
d. 一酸化炭素中毒
❌ 禁忌でない。むしろHBOの代表的適応。CO-Hbを速やかに解離させる。
❌ 禁忌でない。むしろHBOの代表的適応。CO-Hbを速やかに解離させる。
e. コンパートメント症候群
❌ 禁忌でない。組織酸素化改善を目的とした適応の一つ。
❌ 禁忌でない。組織酸素化改善を目的とした適応の一つ。
よって禁忌はa・b・c → 組合せは1番が正答。
【試験対策ポイント】
HBOの適応:一酸化炭素中毒、減圧症・空気塞栓、ガス壊疽、難治性創傷、コンパートメント症候群、突発性難聴など。禁忌:未処置の(緊張性)気胸=絶対禁忌、気胸を誘発しやすい肺病変(気腫性ブラ・喘息発作)。加圧で閉鎖腔の容積・圧が変わるという物理(ボイルの法則)が禁忌判定の核。
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