第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第67問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。高気圧酸素治療では加圧・減圧で体内の気体の体積が変わる(ボイルの法則)。
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
初回正答率 72%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
高気圧酸素治療では加圧・減圧で体内の気体の体積が変わる(ボイルの法則)。気胸は加圧中に脱気できず減圧時に悪化するので禁忌、肺気腫(ブラ)と気管支喘息発作は肺内に空気が閉じ込められ減圧時に肺の圧外傷・気胸を起こしうるので禁忌に挙げられる。一酸化炭素中毒とコンパートメント症候群は適応である。
【各選択肢の解説】
a.肺気腫
✅ 禁忌である。ブラ(気腫性嚢胞)内の空気が減圧時に膨張して破れ、気胸を起こしうる。
b.緊張性気胸
✅ 禁忌である。未処置の気胸は高気圧酸素治療の代表的な禁忌で、減圧時に胸腔内の空気が膨張して致命的に悪化する。治療するなら先に胸腔ドレナージを行う。
c.気管支喘息発作
✅ 禁忌である。気道が狭まって空気が肺内に閉じ込められ、減圧時に肺の圧外傷・気胸・空気塞栓を起こしうる。
d.一酸化炭素中毒
❌ 禁忌ではない。正しくは代表的な適応で、高い酸素分圧で一酸化炭素ヘモグロビンからCOを速く外し、組織への酸素供給を高める。
e.コンパートメント症候群
❌ 禁忌ではない。正しくは適応の1つで、組織の酸素分圧を上げ、血管収縮作用で浮腫を減らす。
✅ 正しい(=正答)。a・b・cとも禁忌である。
❌ 誤り。eは適応。正しくはa・b・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eは適応。正しくはa・b・cの組合せ。
❌ 誤り。dは適応。正しくはa・b・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eは適応。正しくはa・b・cの組合せ。
【試験対策ポイント】
- 禁忌の軸=体内に閉じ込められた気体:未処置の気胸(最重要)、ブラ・肺気腫、喘息発作など
- 主な適応:一酸化炭素中毒、減圧症、空気塞栓症、ガス壊疽、コンパートメント症候群・急性末梢循環障害、突発性難聴
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