第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問
体外循環・補助循環第36回午後
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。体外循環ではポンプや吸引で赤血球が壊れ(溶血)、遊離ヘモグロビンが増える。
問題
人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。
- 1. マンニトール ― 浸透圧の調整
- 2. アドレナリン ― 心収縮力の増強
- 3. ハプログロビン製剤 ― 出血の予防 ✓
- 4. 乳酸加リンゲル液 ― 細胞外液の補正
- 5. アルブミン製剤 ― 膠質浸透圧の調整
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 44.4%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — ハプログロビン製剤 ― 出血の予防
体外循環ではポンプや吸引で赤血球が壊れ(溶血)、遊離ヘモグロビンが増える。ハプトグロビン製剤(設問の「ハプログロビン」)はこれと結合して腎臓での尿細管障害を防ぐ溶血対策の薬で、出血の予防ではない。
【各選択肢の解説】
1. マンニトール ― 浸透圧の調整
✅ 正しい。浸透圧の高い糖アルコールで、血漿浸透圧を上げて組織の水を血管内へ引き、浸透圧利尿で尿量を保つ。
✅ 正しい。浸透圧の高い糖アルコールで、血漿浸透圧を上げて組織の水を血管内へ引き、浸透圧利尿で尿量を保つ。
2. アドレナリン ― 心収縮力の増強
✅ 正しい。β₁作用で心収縮力を高め、α作用で血管を収縮させる。人工心肺からの離脱時などに強心・昇圧に使う。
✅ 正しい。β₁作用で心収縮力を高め、α作用で血管を収縮させる。人工心肺からの離脱時などに強心・昇圧に使う。
3. ハプログロビン製剤 ― 出血の予防
❌ 誤り(=正答)。ハプトグロビンは遊離ヘモグロビンと結合する血漿たんぱく。正しくは目的は溶血で生じた遊離ヘモグロビンの処理(腎障害の予防)で、出血対策にはプロタミン(ヘパリンの中和)や血小板・凝固因子の補充を用いる。
❌ 誤り(=正答)。ハプトグロビンは遊離ヘモグロビンと結合する血漿たんぱく。正しくは目的は溶血で生じた遊離ヘモグロビンの処理(腎障害の予防)で、出血対策にはプロタミン(ヘパリンの中和)や血小板・凝固因子の補充を用いる。
4. 乳酸加リンゲル液 ― 細胞外液の補正
✅ 正しい。電解質組成が細胞外液に近い輸液で、充填液や細胞外液の補充に使う。
✅ 正しい。電解質組成が細胞外液に近い輸液で、充填液や細胞外液の補充に使う。
5. アルブミン製剤 ― 膠質浸透圧の調整
✅ 正しい。血漿の膠質浸透圧を保ち、充填による血液希釈で水分が間質へ漏れる(浮腫)のを抑える。
✅ 正しい。血漿の膠質浸透圧を保ち、充填による血液希釈で水分が間質へ漏れる(浮腫)のを抑える。
【試験対策ポイント】
| 薬剤 | 目的 |
|---|---|
| ヘパリン/プロタミン | 抗凝固/その中和 |
| ハプトグロビン | 溶血(遊離ヘモグロビン)対策 |
| マンニトール | 浸透圧利尿 |
| アルブミン | 膠質浸透圧の維持 |
| 乳酸加リンゲル液 | 細胞外液の補充 |
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