第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。HITは、ヘパリンと血小板第4因子(PF4)の複合体に対する抗体が血小板を活性化し、血小板が減るのに血栓ができる病態。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 36.8%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
HITは、ヘパリンと血小板第4因子(PF4)の複合体に対する抗体が血小板を活性化し、血小板が減るのに血栓ができる病態。対応はあらゆるヘパリンの中止と、ヘパリン以外の抗凝固薬(アルガトロバン)への切り替え。血小板輸血とヘパリンコーティング回路は避ける。
【各選択肢の解説】
a.血栓症を起こす。
✅ 正しい記述。活性化した血小板からトロンビンが生じ、動脈・静脈の血栓を起こすのがHITの本質である。
b.アルガトロバンを使用する。
✅ 正しい記述。ヘパリンを中止し、抗トロンビン薬のアルガトロバンで抗凝固を続ける(血液浄化・体外循環でも使う)。
c.血小板第4 因子が関与する。
✅ 正しい記述。ヘパリン・PF4複合体に対する抗体(HIT抗体)が病態の中心である。
d.血小板輸血を行う。
❌ 誤り(誤っている記述)。血小板を補うと活性化される血小板が増え、血栓を悪化させうる。正しくは血小板輸血は原則行わない(出血時などに限る)。
e.ヘパリンコーティング回路を使用する。
❌ 誤り(誤っている記述)。コーティングされたヘパリンも抗体の標的になる。正しくはヘパリンコーティング回路も含め、ヘパリンへの曝露はすべて避ける。
✅ a・bとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ aが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ b・cとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ cが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
❌ 誤り(=正答)。d・eとも誤った記述で、設問の「誤っている」組合せに当たる。正しくは血小板輸血は原則行わず、ヘパリンコーティング回路も使わない。
【試験対策ポイント】
- HIT=血小板が減るのに出血でなく血栓
- 原因:ヘパリン・PF4複合体に対する抗体
- 対応:ヘパリンを全て中止(コーティング回路・ロック用も含む)→ アルガトロバンなどに切り替え、血小板輸血は原則しない
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