第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。臨床工学技士が人工心肺で行えるのは、装置・回路側の操作(充填、回路からの薬剤注入、回路や留置されたカニューレからの採血)。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 68.8%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
臨床工学技士が人工心肺で行えるのは、装置・回路側の操作(充填、回路からの薬剤注入、回路や留置されたカニューレからの採血)。術野でカニューレを回路に接続すること(d)と、患者の静脈を穿刺して採血すること(e)は業務に含まれない(臨床工学技士基本業務指針)。
【各選択肢の解説】
a.回路からの薬剤注入を行う。
✅ 正しい。医師の指示のもと、生命維持管理装置の回路から薬剤を注入するのは臨床工学技士の業務である。
b.留置カニューレから採血を行う。
✅ 正しい。すでに留置されたカニューレ・回路からの採血は、装置の操作に伴う業務として行える。
c.回路の充填を行う。
✅ 正しい。回路の組立て・充填(プライミング)・気泡除去は人工心肺業務の基本である。
d.術野でカニューレを回路に接続する。
❌ 誤り。術野(清潔野)でカニューレを挿入し回路とつなぐのは医師の手技である。正しくは臨床工学技士は術野から渡された回路を装置側で受け、装置の操作を担う。
e.開始前に患者の静脈から採血を行う。
❌ 誤り。採血は回路や留置されたカテーテル・カニューレから行うものに限られる。正しくは患者の静脈を新たに穿刺して採血するのは医師・看護師・臨床検査技師などが行う。
✅ 正しい。a・bとも臨床工学技士の業務として正しい記述で、誤っている組ではない。
❌ 誤り。eは誤った記述だがaは正しい記述である。正しくは誤っている記述の組はd・e。
✅ 正しい。b・cとも正しい記述で、誤っている組ではない。
❌ 誤り。dは誤った記述だがcは正しい記述である。正しくは誤っている記述の組はd・e。
❌ 誤り(=正答)。d・eとも誤った記述である。正しくはどちらも臨床工学技士の業務に含まれない。
【試験対策ポイント】
- 行える:回路の充填・操作、回路からの薬剤注入、回路・留置カニューレからの採血
- 行えない:術野での清潔操作(カニューレの挿入・接続)、患者への新たな穿刺による採血
- 「装置・回路側か、患者の体側か」で線を引く
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体機能代行装置学」でまとめて復習できます。呼吸療法・体外循環・血液浄化の3装置の原理と管理を横断整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「生体機能代行装置学」第2章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化