MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第78問

血液浄化療法装置第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。Kt/Vは、クリアランスK[mL/分]×透析時間t[分]で得た「浄化した血液の体積」を尿素の分布容積V[mL]で割った値。

問題
慢性維持血液透析の治療指標で無次元数はどれか。
  1. 1. 除去量
  2. 2. クリアスペース
  3. 3. Kt/V ✓
  4. 4. タンパク異化率
  5. 5. 腎相当クリアランス

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 88.2%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — Kt/V

Kt/Vは、クリアランスK[mL/分]×透析時間t[分]で得た「浄化した血液の体積」を尿素の分布容積V[mL]で割った値。体積÷体積で単位が消えるので無次元数になる。


【各選択肢の解説】

1. 除去量
❌ 誤り。正しくは除去された溶質の量で、質量(mg・gなど)の単位をもつ。
2. クリアスペース
❌ 誤り。正しくは除去量を血中濃度で割った値(その溶質が除去された血液の体積に相当)で、体積(L)の単位をもつ。
3. Kt/V
✅ 正しい(=正答)。[mL/分]×[分]÷[mL]で単位が相殺される。体の大きさで割るので、体格の違う患者でも透析量を比べられる。
4. タンパク異化率
❌ 誤り。正しくは1日あたりのたんぱく質分解量で、g/日(体重で標準化したnPCRはg/kg/日)の単位をもつ。
5. 腎相当クリアランス
❌ 誤り。正しくは透析による除去を腎臓のクリアランスに換算した値で、mL/分の単位をもつ。

【試験対策ポイント】

指標単位
Kt/V無次元
尿素除去率(URR)%
クリアスペースL
除去量mg・g
タンパク異化率(nPCR)g/kg/日
腎相当クリアランスmL/分

Kt/Vは週3回の血液透析で最低1.2、目標1.4以上(日本透析医学会 維持血液透析ガイドライン:血液透析処方 2013)。

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