MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第85問

医用機械工学第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第85問(医用機械工学)の正答は 2 です。血液の粘性率は、温度が上がると下がり(液体共通)、せん断速度が上がると下がる(血液は非ニュートン流体で、速く流れるほど赤血球の集まりがほどけ、変形・整列して流れやすくなる)。

問題
値が上昇すると血液の粘性率が低下するのはどれか。 a.温度 b.電解質濃度 c.タンパク質濃度 d.ヘマトクリット値 e.血流のせん断速度
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 73.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

血液の粘性率は、温度が上がると下がり(液体共通)、せん断速度が上がると下がる(血液は非ニュートン流体で、速く流れるほど赤血球の集まりがほどけ、変形・整列して流れやすくなる)。ヘマトクリット値と血漿タンパク濃度は上がると粘性率も上がる。


【各選択肢の解説】

a.温度
✅ 正しい。温度が上がると分子間の引力の影響が小さくなり、液体の粘性率は下がる。血液も同じ。

b.電解質濃度
❌ 誤り。正しくは血液の粘性率を左右する主な因子はヘマトクリット値・血漿タンパク濃度・温度・せん断速度で、電解質濃度の上昇で粘性率が下がるわけではない。

c.タンパク質濃度
❌ 誤り。正しくは血漿タンパク(特にフィブリノゲン・グロブリン)が増えると血漿の粘性が上がり、赤血球も集まりやすくなるので粘性率は上昇する。

d.ヘマトクリット値
❌ 誤り。正しくは赤血球の割合が増えるほど粘性率は上昇する。

e.血流のせん断速度
✅ 正しい。血液は非ニュートン流体で、せん断速度が高いほど見かけの粘性率が低下する(ずり流動化)。

1. a、b
❌ 誤り。bが誤り。正しくはa・eの組合せ。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。どちらも値が上がると粘性率が低下する。
3. b、c
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
4. c、d
❌ 誤り。c・dとも上がると粘性率は上昇する。正しくはa・eの組合せ。
5. d、e
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・eの組合せ。

【試験対策ポイント】

因子が上がると血液の粘性率
温度低下
せん断速度低下(非ニュートン性)
ヘマトクリット値上昇
血漿タンパク濃度上昇
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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