第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問(生体物性)の正答は 5 です。生体成分ごとに「どの波長帯をよく吸収するか」を問う問題。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 68.2%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
生体成分ごとに「どの波長帯をよく吸収するか」を問う問題。核酸とタンパク質は紫外、ヘモグロビンは可視、水は赤外をよく吸収する。メラニンは波長が短いほど吸収が大きい。
【各選択肢の解説】
a.メラニンは紫外光よりも可視光の吸収が大きい。
❌ 誤り。正しくはメラニンは波長が短いほど吸収が大きく、可視光より紫外光をよく吸収する(皮膚を紫外線から守る色素)。
b.脂質はタンパク質に比べ紫外光の吸収が大きい。
❌ 誤り。正しくはタンパク質が芳香族アミノ酸(トリプトファン・チロシン)によって約280 nmの紫外光を強く吸収し、脂質より紫外光の吸収が大きい。
c.水は可視光よりも赤外光の吸収が大きい。
✅ 正しい。水は可視光をよく透過し、赤外光(特に波長の長い赤外)を強く吸収する。
d.核酸は可視光よりも紫外光の吸収が大きい。
✅ 正しい。核酸は塩基によって約260 nmの紫外光を強く吸収する。
e.ヘモグロビンは赤外光よりも可視光の吸収が大きい。
✅ 正しい。ヘモグロビンは青〜緑の可視光を強く吸収し、近赤外光の吸収は小さい。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 成分 | よく吸収する光 |
|---|---|
| 核酸 | 紫外(約260 nm) |
| タンパク質 | 紫外(約280 nm) |
| メラニン | 短波長ほど大(紫外>可視) |
| ヘモグロビン | 可視(青〜緑) |
| 水 | 赤外 |
ヘモグロビンと水の吸収がともに小さい近赤外域は生体を透過しやすく(生体の窓)、パルスオキシメータなどに使われる。
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