第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第2問
医学的基礎第37回午前
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第2問(医学的基礎)の正答は 4 です。β酸化は1回転ごとに脂肪酸のカルボキシ基側から炭素2個をアセチルCoAとして切り出す。
問題
脂肪酸の代謝について誤っているのはどれか。
- 1. 中性脂肪が分解すると脂肪酸とグリセロールが生じる。
- 2. 脂肪酸のβ 酸化によってアセチルCoA が生じる。
- 3. 脂肪酸のβ 酸化はミトコンドリアのマトリックスで行われる。
- 4. β 酸化が1 回転すると脂肪酸の分子鎖が炭素1 つ分短くなる。 ✓
- 5. 脂肪酸の代謝にはクエン酸回路(TCA サイクル)が関与する。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.2%標準
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — β 酸化が1 回転すると脂肪酸の分子鎖が炭素1 つ分短くなる。
β酸化は1回転ごとに脂肪酸のカルボキシ基側から炭素2個をアセチルCoAとして切り出す。したがって鎖は炭素2個分短くなり、「1つ分」とする4が誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 中性脂肪が分解すると脂肪酸とグリセロールが生じる。
✅ 正しい。トリグリセリドはリパーゼで加水分解され、脂肪酸3分子とグリセロール1分子になる。
✅ 正しい。トリグリセリドはリパーゼで加水分解され、脂肪酸3分子とグリセロール1分子になる。
2. 脂肪酸のβ 酸化によってアセチルCoA が生じる。
✅ 正しい。1回転ごとにアセチルCoAが1分子できる(あわせてFADH₂とNADHも1分子ずつ)。
✅ 正しい。1回転ごとにアセチルCoAが1分子できる(あわせてFADH₂とNADHも1分子ずつ)。
3. 脂肪酸のβ 酸化はミトコンドリアのマトリックスで行われる。
✅ 正しい。長鎖脂肪酸はアシルCoAとなり、カルニチンを介してミトコンドリア内膜を通ってマトリックスに入り、そこで酸化される。
✅ 正しい。長鎖脂肪酸はアシルCoAとなり、カルニチンを介してミトコンドリア内膜を通ってマトリックスに入り、そこで酸化される。
4. β 酸化が1 回転すると脂肪酸の分子鎖が炭素1 つ分短くなる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、1回転でアセチルCoA(炭素2個)が外れるため炭素2つ分短くなる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、1回転でアセチルCoA(炭素2個)が外れるため炭素2つ分短くなる。
5. 脂肪酸の代謝にはクエン酸回路(TCA サイクル)が関与する。
✅ 正しい。β酸化でできたアセチルCoAはクエン酸回路に入って酸化され、電子伝達系でのATP産生につながる。
✅ 正しい。β酸化でできたアセチルCoAはクエン酸回路に入って酸化され、電子伝達系でのATP産生につながる。
【試験対策ポイント】
- β酸化=ミトコンドリアのマトリックスで、炭素2個ずつアセチルCoAとして切り出す
- アセチルCoA → クエン酸回路 → 電子伝達系でATP
- 糖が足りないときは肝臓でアセチルCoAからケトン体がつくられる
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