第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問
生体物理・化学現象の計測第37回午前
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 3 です。経皮的血液ガス分析装置は、皮膚を約43℃に温めて皮膚の血流を増やし、皮膚表面へしみ出てくる酸素・二酸化炭素を電極で測る。
問題
経皮的血液ガス分析装置について誤っているのはどれか。
- 1. 新生児のモニタリングに用いられる。
- 2. 皮膚表面を43℃程度に加温する。
- 3. 経皮的に測定されたPtcO₂ はPaO₂ よりも高値を示す。 ✓
- 4. 電極はガス透過膜を介して皮膚と接触する。
- 5. 血液から皮膚表面に拡散するガスを測定する。
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 経皮的に測定されたPtcO₂ はPaO₂ よりも高値を示す。
経皮的血液ガス分析装置は、皮膚を約43℃に温めて皮膚の血流を増やし、皮膚表面へしみ出てくる酸素・二酸化炭素を電極で測る。酸素は皮膚へ届くまでに組織で使われるため、PtcO₂はPaO₂と同じか低めになり、高くはならない。
【各選択肢の解説】
1. 新生児のモニタリングに用いられる。
✅ 正しい。新生児は皮膚が薄くガスが通りやすいため、採血せずに続けて測れる方法として使われる。
✅ 正しい。新生児は皮膚が薄くガスが通りやすいため、採血せずに続けて測れる方法として使われる。
2. 皮膚表面を43℃程度に加温する。
✅ 正しい。加温で皮膚の毛細血管を広げて血流を増やし、動脈血に近い値を得る。長く同じ場所に当てると低温熱傷が起こるため、装着部位を定期的に変える。
✅ 正しい。加温で皮膚の毛細血管を広げて血流を増やし、動脈血に近い値を得る。長く同じ場所に当てると低温熱傷が起こるため、装着部位を定期的に変える。
3. 経皮的に測定されたPtcO₂ はPaO₂ よりも高値を示す。
❌ 誤り。酸素は皮膚組織で消費されてから電極に届く。正しくはPtcO₂はPaO₂とほぼ同じか低い値になる(成人では低くなりやすい)。
❌ 誤り。酸素は皮膚組織で消費されてから電極に届く。正しくはPtcO₂はPaO₂とほぼ同じか低い値になる(成人では低くなりやすい)。
4. 電極はガス透過膜を介して皮膚と接触する。
✅ 正しい。皮膚からしみ出たガスが膜を通って電極の中へ入り、酸素はクラーク電極、二酸化炭素はセベリングハウス電極で測る。
✅ 正しい。皮膚からしみ出たガスが膜を通って電極の中へ入り、酸素はクラーク電極、二酸化炭素はセベリングハウス電極で測る。
5. 血液から皮膚表面に拡散するガスを測定する。
✅ 正しい。毛細血管の血液から皮膚を通って表面へ拡散してくるガスの分圧を測る原理である。
✅ 正しい。毛細血管の血液から皮膚を通って表面へ拡散してくるガスの分圧を測る原理である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 動脈血との関係 |
|---|---|
| PtcO₂ | PaO₂と同じか低い(皮膚での酸素消費) |
| PtcCO₂ | PaCO₂より高い(加温と組織でのCO₂産生) |
- 皮膚の血流が落ちる状態(ショック・末梢循環不全)では値が実際の動脈血と離れる
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