MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問

各種治療機器第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問(各種治療機器)の正答は 5 です。カテーテルアブレーションは高周波電流でカテーテル先端を50〜60℃程度に加熱し、不整脈の起源・伝導路を焼灼する治療。

問題
カテーテルアブレーション装置について正しいのはどれか。
  1. 1. 治療時のカテーテル先端の温度は300℃である。
  2. 2. 低周波電流を発生させる。
  3. 3. 対極板は不要である。
  4. 4. 術後心機能が低下する。
  5. 5. カテーテル先端を目的部位に接触させて治療する。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — カテーテル先端を目的部位に接触させて治療する。

カテーテルアブレーションは高周波電流でカテーテル先端を50〜60℃程度に加熱し、不整脈の起源・伝導路を焼灼する治療。先端を心筋の目的部位に接触させて通電するため、5番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 治療時のカテーテル先端の温度は300℃である。
❌ 誤り。組織を凝固壊死させる50〜60℃程度で制御する。300℃は炭化・穿孔を招く。
2. 低周波電流を発生させる。
❌ 誤り。電気メスと同様の高周波(数百kHz)電流を用いる。
3. 対極板は不要である。
❌ 誤り。モノポーラ通電のため体表に対極板が必要(電流の帰路)。
4. 術後心機能が低下する。
❌ 誤り。不整脈の根治を目的とし、通常は心機能を悪化させない。
5. カテーテル先端を目的部位に接触させて治療する。
✅ 正しい。先端電極を異常興奮部位に接触・通電して焼灼する。

【試験対策ポイント】

  • 原理:高周波(RF)による熱凝固(ジュール熱)。先端温度は50〜60℃で制御。
  • クライオ(冷凍)アブレーションもある(−数十℃で凍結)。
  • 対象:発作性上室頻拍、心房細動、WPW症候群など。
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