第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問
各種治療機器第37回午前
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第33問(各種治療機器)の正答は 5 です。カテーテルアブレーションは、電極カテーテルの先端を不整脈の発生源や異常な伝導路の心筋に当て、高周波電流を流して先端周囲を加熱し、心筋を凝固壊死させる治療である。
問題
カテーテルアブレーション装置について正しいのはどれか。
- 1. 治療時のカテーテル先端の温度は300℃である。
- 2. 低周波電流を発生させる。
- 3. 対極板は不要である。
- 4. 術後心機能が低下する。
- 5. カテーテル先端を目的部位に接触させて治療する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — カテーテル先端を目的部位に接触させて治療する。
カテーテルアブレーションは、電極カテーテルの先端を不整脈の発生源や異常な伝導路の心筋に当て、高周波電流を流して先端周囲を加熱し、心筋を凝固壊死させる治療である。電流は体表の対極板へ流れて戻る。
【各選択肢の解説】
1. 治療時のカテーテル先端の温度は300℃である。
❌ 誤り。300℃では組織が炭化し、血栓や心筋の穿孔の原因になる。正しくは先端温度は50〜60℃程度に制御する。
❌ 誤り。300℃では組織が炭化し、血栓や心筋の穿孔の原因になる。正しくは先端温度は50〜60℃程度に制御する。
2. 低周波電流を発生させる。
❌ 誤り。低周波電流は神経・筋を刺激し不整脈を起こす。正しくは電気メスと同じく高周波電流(数百kHz)を用いる。
❌ 誤り。低周波電流は神経・筋を刺激し不整脈を起こす。正しくは電気メスと同じく高周波電流(数百kHz)を用いる。
3. 対極板は不要である。
❌ 誤り。先端の電極から体を通して電流を流すため、正しくは電流の戻り道として対極板が必要である。
❌ 誤り。先端の電極から体を通して電流を流すため、正しくは電流の戻り道として対極板が必要である。
4. 術後心機能が低下する。
❌ 誤り。焼灼するのは不整脈の原因となる限られた部分の心筋である。正しくは通常は術後に心機能は低下しない。
❌ 誤り。焼灼するのは不整脈の原因となる限られた部分の心筋である。正しくは通常は術後に心機能は低下しない。
5. カテーテル先端を目的部位に接触させて治療する。
✅ 正しい。先端の電極を目的の心筋に接触させて通電すると、接触部の電流密度が高くなってジュール熱が生じ、その部分だけが焼灼される。
✅ 正しい。先端の電極を目的の心筋に接触させて通電すると、接触部の電流密度が高くなってジュール熱が生じ、その部分だけが焼灼される。
【試験対策ポイント】
- 原理:高周波電流によるジュール熱で心筋を凝固(電気メスのモノポーラと同じ回路=対極板が必要)
- 先端温度は温度センサで監視して上がりすぎを防ぐ
- 冷凍で凝固させるクライオアブレーションもある
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