第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問(各種治療機器)の正答は 1 です。ハイパーサーミアは、がん細胞が42℃以上の熱に弱いことを利用して病巣を温める治療である。
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
初回正答率 63.6%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ハイパーサーミアは、がん細胞が42℃以上の熱に弱いことを利用して病巣を温める治療である。周波数の低いRF波は深くまで届いて深部向き、周波数の高いマイクロ波は浅いところで吸収されて表在向き。dはRFとマイクロ波の周波数帯の入れ替え、eは深部と表在の入れ替えである。
【各選択肢の解説】
a.病巣を42℃以上に加熱する。
✅ 正しい。細胞は42℃を超えると急に死にやすくなる。腫瘍は血流が乏しく熱が逃げにくいため、正常組織より温度が上がりやすい。
b.連日の加温治療により熱耐性が生じる。
✅ 正しい。加温後の細胞は熱ショックたんぱく質を作って一時的に熱に強くなる(熱耐性)。このため加温は週1〜2回など間隔をあけて行う。
c.抗癌剤の作用増強効果がある。
✅ 正しい。加温で腫瘍の血流や細胞膜の透過性が変わり、抗癌剤の効果が強まる。放射線の効果も強める。
d.RF 加温法では300 MHz ~30 GHz の電波を使用する。
❌ 誤り。300 MHz〜30 GHzはマイクロ波の帯域。正しくはRF加温法は8 MHzや13.56 MHzなど数MHz〜数十MHzの電波を用いる。
e.マイクロ波加温法は深部病巣への到達性が高い。
❌ 誤り。マイクロ波は周波数が高く、体の浅い所で吸収される。正しくはマイクロ波加温は表在性の病巣向きで、深部の加温にはRF加温法を用いる。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
❌ 誤り。eは誤った記述。正しくはa・b・cの組合せである。
❌ 誤り。d・eは誤った記述。正しくはa・b・cの組合せである。
❌ 誤り。dは誤った記述。正しくはa・b・cの組合せである。
❌ 誤り。d・eは誤った記述。正しくはa・b・cの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 加温法 | 周波数 | 向く病巣 |
|---|---|---|
| RF加温(容量結合型) | 数MHz〜数十MHz | 深部 |
| マイクロ波加温 | 300 MHz以上(数百MHz〜数GHz) | 表在 |
- 熱耐性があるので連日は行わない/化学療法・放射線療法と併用する
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