MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 2 です。PEEP(呼気終末陽圧)は気道内圧を陽圧に保ち虚脱した肺胞を再開通させる。

問題
呼気終末陽圧(PEEP)を上昇させた影響について正しいのはどれか。
  1. 1. 肺内シャント率が増加する。
  2. 2. 気胸のリスクがある。
  3. 3. 心拍出量が増加する。
  4. 4. 頭蓋内圧が低下する。
  5. 5. 機能的残気量が減少する。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 気胸のリスクがある。

PEEP(呼気終末陽圧)は気道内圧を陽圧に保ち虚脱した肺胞を再開通させる。過剰なPEEPは肺胞の過膨張を招き、圧損傷(気胸・縦隔気腫)のリスクとなるため選択肢2が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 肺内シャント率が増加する。
❌ 誤り。虚脱肺胞が開き換気血流比が改善するため、シャントは減少する。
2. 気胸のリスクがある。
✅ 正しい。肺胞過膨張・圧損傷による。
3. 心拍出量が増加する。
❌ 誤り。胸腔内圧上昇→静脈還流減少→心拍出量は減少する。
4. 頭蓋内圧が低下する。
❌ 誤り。静脈還流障害で頭蓋内圧はむしろ上昇する。
5. 機能的残気量が減少する。
❌ 誤り。虚脱肺胞の開通で機能的残気量(FRC)は増加する。

【試験対策ポイント】

PEEPの効果=FRC↑・肺内シャント↓・酸素化↑。副作用=静脈還流↓→心拍出量↓・血圧↓、胸腔内圧↑→頭蓋内圧↑、肺過膨張→気胸。酸素化を保ちつつ循環抑制を最小にする適正PEEPの設定が重要。

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