MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 2 です。PEEPは呼気の終わりにも気道内を陽圧に保ち、虚脱した肺胞を開いたままにする。

問題
呼気終末陽圧(PEEP)を上昇させた影響について正しいのはどれか。
  1. 1. 肺内シャント率が増加する。
  2. 2. 気胸のリスクがある。 ✓
  3. 3. 心拍出量が増加する。
  4. 4. 頭蓋内圧が低下する。
  5. 5. 機能的残気量が減少する。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.1%参考値

28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 気胸のリスクがある。

PEEPは呼気の終わりにも気道内を陽圧に保ち、虚脱した肺胞を開いたままにする。酸素化は良くなるが、肺胞の過膨張による圧損傷(気胸・縦隔気腫)と、胸腔内圧上昇による静脈還流の低下が副作用になる。


【各選択肢の解説】

1. 肺内シャント率が増加する。
❌ 誤り。正しくは虚脱した肺胞が再び開いて換気されるため、換気のない肺胞を流れる血液(シャント)が減少し、酸素化が改善する。
2. 気胸のリスクがある。
✅ 正しい(=正答)。PEEPを上げると肺胞内圧が高い状態が続き、肺胞が過膨張して破れると気胸(圧損傷)を起こす。
3. 心拍出量が増加する。
❌ 誤り。正しくは胸腔内圧が上がって静脈還流(前負荷)が減るため、心拍出量は減少し、血圧が下がることがある。
4. 頭蓋内圧が低下する。
❌ 誤り。正しくは胸腔内圧の上昇で頭部からの静脈還流が妨げられ、頭蓋内圧は上昇しうる。
5. 機能的残気量が減少する。
❌ 誤り。正しくは呼気終末にも肺胞が開いたまま保たれるので、機能的残気量(FRC)は増加する。

【試験対策ポイント】

項目PEEPを上げると
機能的残気量(FRC)増加
肺内シャント減少 → 酸素化改善
静脈還流・心拍出量・血圧低下
頭蓋内圧上昇しうる
肺胞の過膨張気胸など圧損傷の危険
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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