第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問
呼吸療法装置第37回午前
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。人工鼻(HME)は、患者の呼気に含まれる熱と水分をフィルタに捕らえ、次の吸気でそれを戻す受動的な加温加湿器である。
問題
人工鼻について正しいのはどれか。
- 1. 死腔が減少する。
- 2. 喀痰が多い症例でも使用できる。
- 3. 呼吸回路はシンプルになる。 ✓
- 4. 加温加湿器と併用する。
- 5. 気道粘膜熱傷に注意する。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88.5%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 呼吸回路はシンプルになる。
人工鼻(HME)は、患者の呼気に含まれる熱と水分をフィルタに捕らえ、次の吸気でそれを戻す受動的な加温加湿器である。電源・加温加湿器・給水が要らないので呼吸回路が簡素になる一方、それ自体が死腔になり、分泌物で詰まりやすい。
【各選択肢の解説】
1. 死腔が減少する。
❌ 誤り。正しくは人工鼻を気管チューブと回路の間に付けると、その容積の分だけ機械的死腔が増加する。
❌ 誤り。正しくは人工鼻を気管チューブと回路の間に付けると、その容積の分だけ機械的死腔が増加する。
2. 喀痰が多い症例でも使用できる。
❌ 誤り。正しくは喀痰や血液でフィルタが詰まり気道抵抗が増える・閉塞する危険があるため、喀痰の多い症例には使わない(加温加湿器を使う)。
❌ 誤り。正しくは喀痰や血液でフィルタが詰まり気道抵抗が増える・閉塞する危険があるため、喀痰の多い症例には使わない(加温加湿器を使う)。
3. 呼吸回路はシンプルになる。
✅ 正しい(=正答)。患者自身の呼気の熱と水分を利用するため、加温加湿器・ヒーターワイヤー・給水系が不要になり、回路が簡素になる。
✅ 正しい(=正答)。患者自身の呼気の熱と水分を利用するため、加温加湿器・ヒーターワイヤー・給水系が不要になり、回路が簡素になる。
4. 加温加湿器と併用する。
❌ 誤り。正しくは加温加湿器と併用しない。併用するとフィルタが過剰に濡れて抵抗が上がり、閉塞の危険がある。
❌ 誤り。正しくは加温加湿器と併用しない。併用するとフィルタが過剰に濡れて抵抗が上がり、閉塞の危険がある。
5. 気道粘膜熱傷に注意する。
❌ 誤り。正しくは人工鼻は加熱しないので熱傷の心配はない。気道熱傷に注意するのは加温加湿器(ヒーター)を使うときである。
❌ 誤り。正しくは人工鼻は加熱しないので熱傷の心配はない。気道熱傷に注意するのは加温加湿器(ヒーター)を使うときである。
【試験対策ポイント】
| 人工鼻(HME) | 加温加湿器 | |
|---|---|---|
| 加湿のしかた | 呼気の熱・水分を再利用(受動) | ヒーターで加温加湿(能動) |
| 電源・給水 | 不要 | 必要 |
| 注意点 | 死腔の増加・分泌物での閉塞 | 熱傷・回路内の結露 |
| 使わない例 | 喀痰が多い・大きなリーク・低体温 | — |
両者は併用しない。
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