第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第68問
呼吸療法装置第37回午前
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第68問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。吸着型酸素濃縮器は、加圧した空気をゼオライトの入った吸着筒に送り、窒素を吸着させて酸素を濃縮する(圧力スイング吸着=PSA方式)。
問題
吸着型酸素濃縮器で誤っているのはどれか。
- 1. ゼオライトを用いて窒素を吸着する。
- 2. 加圧した空気を吸着筒内に送る。
- 3. 吸着濃縮後のガスは乾燥している。
- 4. 貯蔵タンクに蓄えてから供給する。
- 5. 酸素濃度の上限は50%程度である。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 酸素濃度の上限は50%程度である。
吸着型酸素濃縮器は、加圧した空気をゼオライトの入った吸着筒に送り、窒素を吸着させて酸素を濃縮する(圧力スイング吸着=PSA方式)。得られる酸素濃度は約90%以上で、「上限50%程度」が誤り。約40%程度と低いのは膜型酸素濃縮器で、ここを入れ替えたひっかけである。
【各選択肢の解説】
1. ゼオライトを用いて窒素を吸着する。
✅ 正しい。ゼオライトは加圧下で窒素を選択的に吸着するので、吸着筒を通ったガスは酸素が濃くなる。
✅ 正しい。ゼオライトは加圧下で窒素を選択的に吸着するので、吸着筒を通ったガスは酸素が濃くなる。
2. 加圧した空気を吸着筒内に送る。
✅ 正しい。コンプレッサで空気を加圧して吸着筒に送る。加圧で窒素を吸着させ、減圧で窒素を放出して吸着材を再生する(これを交互に繰り返す)。
✅ 正しい。コンプレッサで空気を加圧して吸着筒に送る。加圧で窒素を吸着させ、減圧で窒素を放出して吸着材を再生する(これを交互に繰り返す)。
3. 吸着濃縮後のガスは乾燥している。
✅ 正しい。空気中の水分も吸着材に取られるため濃縮後のガスは乾燥しており、必要に応じて加湿器を付ける。
✅ 正しい。空気中の水分も吸着材に取られるため濃縮後のガスは乾燥しており、必要に応じて加湿器を付ける。
4. 貯蔵タンクに蓄えてから供給する。
✅ 正しい。吸着筒の切り替えで出口の流れが変動するため、濃縮した酸素をいったん製品タンクにため、圧・流量を安定させて供給する。
✅ 正しい。吸着筒の切り替えで出口の流れが変動するため、濃縮した酸素をいったん製品タンクにため、圧・流量を安定させて供給する。
5. 酸素濃度の上限は50%程度である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは吸着型では約90%以上の高濃度酸素が得られる。40%程度と低いのは膜型酸素濃縮器である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは吸着型では約90%以上の高濃度酸素が得られる。40%程度と低いのは膜型酸素濃縮器である。
【試験対策ポイント】
| 吸着型(PSA) | 膜型 | |
|---|---|---|
| 原理 | ゼオライトで窒素を吸着 | 高分子膜の透過速度の差 |
| 酸素濃度 | 約90%以上 | 約40% |
| 濃縮後のガス | 乾燥(加湿が要る) | 水蒸気も透過し湿っている |
在宅酸素療法(HOT)の主流は吸着型。
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