MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問

呼吸療法装置第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。気圧外傷は、加圧・減圧で体内の気体を含む腔(中耳・副鼻腔・肺など)の容積がボイルの法則どおり変わることで組織が傷む障害である。

問題
高気圧酸素治療の気圧外傷でないのはどれか。
  1. 1. 溶血 ✓
  2. 2. 肺胞破裂
  3. 3. 皮下気腫
  4. 4. 緊張性気胸
  5. 5. 急性動脈ガス塞栓症

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 56%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 溶血

気圧外傷は、加圧・減圧で体内の気体を含む腔(中耳・副鼻腔・肺など)の容積がボイルの法則どおり変わることで組織が傷む障害である。肺胞破裂から皮下気腫・緊張性気胸・動脈ガス塞栓症へと続くのが肺の気圧外傷で、気腔の容積変化と関係しない溶血は気圧外傷ではない。


【各選択肢の解説】

1. 溶血
✅ 正しい(=正答)。溶血は赤血球膜が壊れる現象で、気腔の圧・容積変化で起こるものではないため、気圧外傷には入らない。
2. 肺胞破裂
❌ 誤り。正しくは気圧外傷である。減圧時に肺内の気体が膨張し、息こらえなどで逃げ場がないと肺胞が過膨張して破れる。
3. 皮下気腫
❌ 誤り。正しくは気圧外傷である。肺胞破裂で漏れた空気が縦隔から皮下へ広がって生じる。
4. 緊張性気胸
❌ 誤り。正しくは気圧外傷である。肺胞破裂で胸腔に漏れた空気が、減圧に伴ってさらに膨張し、胸腔内圧が高まって起こる。
5. 急性動脈ガス塞栓症
❌ 誤り。正しくは気圧外傷である。肺胞破裂で肺静脈に入った空気が左心から動脈系へ流れ、脳などの血管を塞ぐ。

【試験対策ポイント】

  • 気圧外傷の好発部位:中耳(最も多い)・副鼻腔・肺・歯
  • 肺の気圧外傷は主に減圧時:肺胞破裂 → 気胸・縦隔気腫・皮下気腫・動脈ガス塞栓症
  • 気圧外傷とは別の合併症:酸素中毒(中枢神経型=痙攣/肺型)
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