第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。血液透析が代わりに担えるのは、腎臓の排泄・調節の機能(老廃物の除去・水の除去・電解質と酸塩基の調整)である。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 60%標準
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血液透析が代わりに担えるのは、腎臓の排泄・調節の機能(老廃物の除去・水の除去・電解質と酸塩基の調整)である。尿細管での再吸収や、エリスロポエチン産生・ビタミンDの活性化といった内分泌の機能は代行できない。
【各選択肢の解説】
a.酸の排泄
✅ 正しい。透析液の重炭酸イオンが血液に移って体内にたまった酸を中和し、代謝性アシドーシスを是正する。腎臓が担う酸の排泄(酸塩基の調節)を補う。
b.過剰な体液の除去
✅ 正しい。透析膜にかける圧力差による限外濾過で水を除く(除水)。
c.アミノ酸の再吸収
❌ 誤り。正しくはアミノ酸の再吸収は尿細管の機能で、透析では代行できない。透析ではアミノ酸はむしろ透析液側へ失われる。
d.貧血の改善
❌ 誤り。正しくは腎性貧血の原因は腎臓のエリスロポエチン産生の低下で、透析では補えないため、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)を投与する。
e.ビタミンD の活性化
❌ 誤り。正しくはビタミンDの活性化は腎臓の内分泌機能で、透析では代行できないため、活性型ビタミンD製剤を投与する。
✅ 正しい(=正答)。a(酸塩基の調節)・b(除水)はどちらも透析で補える。
❌ 誤り。eは誤り(内分泌機能は代行できない)。正しくはa・bの組合せである。
❌ 誤り。cは誤り(再吸収は代行できない)。正しくはa・bの組合せである。
❌ 誤り。c・dとも代行できない。正しくはa・bの組合せである。
❌ 誤り。d・eとも内分泌機能で代行できない。正しくはa・bの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 透析で代行できる | 代行できない(薬で補う) |
|---|---|
| 老廃物の除去(拡散) | エリスロポエチン産生 → ESA製剤 |
| 水の除去(限外濾過) | ビタミンDの活性化 → 活性型ビタミンD製剤 |
| 電解質・酸塩基の調整 | 尿細管の再吸収 |
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