MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問

血液浄化療法装置第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。オンラインHDFは、清浄化した透析液をそのまま置換液として使う血液透析濾過である。

問題
オンライン血液透析濾過について誤っているのはどれか。
  1. 1. 清浄化した透析液を置換補充液として利用する。
  2. 2. 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。 ✓
  3. 3. 血液透析に比べα₁ -ミクログロブリンの除去に優れる。
  4. 4. エンドトキシン捕捉フィルタを使用する。
  5. 5. ヘモダイアフィルタを使用する。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.2%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。

オンラインHDFは、清浄化した透析液をそのまま置換液として使う血液透析濾過である。後希釈法は濾過器の後で補液するため、濾過器の中で血液が濃縮して置換量に上限がある。大量置換ができるのは前希釈法で、選択肢2は前後を入れ替えた誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 清浄化した透析液を置換補充液として利用する。
✅ 正しい。バッグの補充液を使わず、装置で清浄化した透析液を置換液として使うのがオンラインHDFの定義である。
2. 前希釈法に比べ後希釈法では大量置換が可能である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは後希釈法では濾過で血液が濃縮して膜が詰まりやすいため置換量に限りがあり、大量置換が可能なのは前希釈法である。
3. 血液透析に比べα₁ -ミクログロブリンの除去に優れる。
✅ 正しい。拡散に加えて濾過(対流)で溶質を除くため、拡散では抜けにくいα1-ミクログロブリンなどの大きめの分子をよく除去できる。
4. エンドトキシン捕捉フィルタを使用する。
✅ 正しい。透析液を直接血液に入れるので、エンドトキシン捕捉フィルタで透析液を高度に清浄化する必要がある。
5. ヘモダイアフィルタを使用する。
✅ 正しい。拡散と濾過を同時に行うため、透水性の高い血液透析濾過器(ヘモダイアフィルタ)を使う。

【試験対策ポイント】

前希釈法後希釈法
補液の位置濾過器の前濾過器の後
置換量大量にできる血液濃縮で限られる
置換量あたりの除去効率低め高い

オンラインHDF=透析液を置換液に使う → エンドトキシン捕捉フィルタで清浄化が必須。

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