第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第81問
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第81問(医用機械工学)の正答は 3 です。塑性変形は降伏点を超えてから生じる変形で、荷重を除いても永久ひずみが残る。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 50%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
塑性変形は降伏点を超えてから生じる変形で、荷重を除いても永久ひずみが残る。元に戻る弾性変形との違いを見分けさせる問題である。
【各選択肢の解説】
a.外力を取り除くと元の形状に戻る。
❌ 誤り。これは弾性変形の性質。正しくは、塑性変形では除荷後も変形の一部が永久ひずみとして残り、元の形状には戻らない。
b.永久ひずみが生じる。
✅ 正しい。降伏後は原子面のすべり(転位の移動)が起こるため、除荷しても戻らないひずみが残る。これが塑性変形の定義そのもの。
c.降伏現象が生じる。
✅ 正しい。鋼(軟鋼)は応力がほぼ一定のままひずみが急に増える降伏現象を示し、ここから塑性変形が始まる。
d.弾性ひずみは生じない。
❌ 誤り。正しくは、塑性域でも全ひずみは弾性ひずみ+塑性ひずみで、除荷すると弾性ひずみの分だけは回復する。
e.変形量はヤング率に比例する。
❌ 誤り。正しくは、弾性域でひずみ=応力/ヤング率(ε=σ/E)で、ひずみはヤング率に反比例する。塑性域ではこの比例関係(フックの法則)自体が成り立たない。
❌ 誤り。aは弾性変形の性質。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはb・c。
✅ 正しい(=正答)。2つとも塑性変形の正しい性質である。
❌ 誤り。dは誤り(塑性域でも弾性ひずみはある)。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
| 弾性変形 | 塑性変形 | |
|---|---|---|
| 除荷後 | 元に戻る | 永久ひずみが残る |
| 応力とひずみ | 比例(σ=Eε) | 比例しない |
| 起こる範囲 | 比例限度・弾性限度まで | 降伏点を超えてから |
応力–ひずみ線図=比例限度→弾性限度→降伏点→引張強さ(最大応力)→破断。
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