MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問

生体物性第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 2 です。生体はほとんど磁性を持たず、比透磁率はほぼ1(水・生体組織は反磁性でμr≒1)。

問題
生体の磁気特性について誤っているのはどれか。
  1. 1. 神経伝導で磁界が発生する。
  2. 2. 生体の比透磁率は5000 程度である。
  3. 3. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
  4. 4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
  5. 5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 生体の比透磁率は5000程度である。(誤りを問う問題)

生体はほとんど磁性を持たず、比透磁率はほぼ1(水・生体組織は反磁性でμr≒1)。5000は鉄・パーマロイなど軟磁性材料の値であり、生体には当てはまらないため誤りで、これが答え。


【各選択肢の解説】

1. 神経伝導で磁界が発生する。
✅ 正しい。活動電流に伴い微弱な磁界が生じる(脳磁図・心磁図の原理)。
2. 生体の比透磁率は5000程度である。
❌ 誤り(設問の答え)。生体はμr≒1。
3. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
✅ 正しい。プロトンの核磁気モーメント→MRIの原理。
4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
✅ 正しい。O2結合で不対電子がなくなり反磁性。
5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
✅ 正しい。不対電子をもち常磁性(fMRIのBOLD効果)。

【試験対策ポイント】

生体の磁気特性はほぼ非磁性(μr≒1・反磁性)。生体磁気計測(MEG脳磁・MCG心磁)は極微弱で、SQUIDと磁気シールドが必要。ヘモグロビンは酸素化=反磁性・脱酸素化=常磁性(fMRIのBOLD)。MRIは水素原子核の核磁気共鳴を利用する。

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