第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問
生体物性第37回午前
第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 2 です。生体組織はほとんど磁性をもたず、比透磁率はほぼ1(水と同じくわずかに反磁性)。
問題
生体の磁気特性について誤っているのはどれか。
- 1. 神経伝導で磁界が発生する。
- 2. 生体の比透磁率は5000 程度である。 ✓
- 3. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
- 4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
- 5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 78.3%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 生体の比透磁率は5000 程度である。
生体組織はほとんど磁性をもたず、比透磁率はほぼ1(水と同じくわずかに反磁性)。5000程度は鉄などの強磁性体の値であり、これが誤り。
【各選択肢の解説】
1. 神経伝導で磁界が発生する。
✅ 正しい。活動に伴う電流(イオン電流)の周りには磁界が生じる。これを測るのが脳磁図・心磁図。
✅ 正しい。活動に伴う電流(イオン電流)の周りには磁界が生じる。これを測るのが脳磁図・心磁図。
2. 生体の比透磁率は5000 程度である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、生体の比透磁率はほぼ1。数千の値をとるのは鉄などの強磁性体。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、生体の比透磁率はほぼ1。数千の値をとるのは鉄などの強磁性体。
3. 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
✅ 正しい。水素原子核(陽子)はスピンをもち磁気モーメントを示す。MRIはこの核磁気共鳴を利用する。
✅ 正しい。水素原子核(陽子)はスピンをもち磁気モーメントを示す。MRIはこの核磁気共鳴を利用する。
4. 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
✅ 正しい。酸素が結合すると鉄の不対電子がなくなり反磁性を示す。
✅ 正しい。酸素が結合すると鉄の不対電子がなくなり反磁性を示す。
5. 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
✅ 正しい。鉄に不対電子が残るため常磁性を示す。この差がfMRIのBOLD信号のもと。
✅ 正しい。鉄に不対電子が残るため常磁性を示す。この差がfMRIのBOLD信号のもと。
【試験対策ポイント】
- 生体=ほぼ非磁性(比透磁率≒1)
- 生体磁気は極めて微弱=SQUID磁束計と磁気シールドルームで測る
- ヘモグロビン:酸素化=反磁性/脱酸素化=常磁性(BOLD)
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