MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第13問

循環器系第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第13問(循環器系)の正答は 4 です。急性肺血栓塞栓症の塞栓源の大部分は下肢・骨盤の深部静脈血栓であり、危険因子は静脈血のうっ滞・凝固亢進・血管内皮障害(Virchowの3要素)を招く病態。

問題
急性肺動脈血栓塞栓症の危険因子でないのはどれか。
  1. 1. 大腿骨頸部骨折
  2. 2. 長期臥床
  3. 3. 悪性腫瘍
  4. 4. 心房細動 ✓
  5. 5. 深部静脈血栓症

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 25%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 心房細動

急性肺血栓塞栓症の塞栓源の大部分は下肢・骨盤の深部静脈血栓であり、危険因子は静脈血のうっ滞・凝固亢進・血管内皮障害(Virchowの3要素)を招く病態。心房細動でできる左房内血栓は動脈系へ流れて脳塞栓などを起こすもので、肺動脈には流れない。


【各選択肢の解説】

1. 大腿骨頸部骨折
❌ 誤り。正しくは危険因子である。下肢の外傷・手術とその後の安静で深部静脈血栓が生じやすい。
2. 長期臥床
❌ 誤り。正しくは危険因子である。下肢の筋ポンプが働かず、静脈血がうっ滞する。
3. 悪性腫瘍
❌ 誤り。正しくは危険因子である。腫瘍が産生する組織因子などで血液凝固能が亢進する。
4. 心房細動
✅ 正しい(=正答)。心房細動の血栓は左房(主に左心耳)にでき、大動脈を経て脳・四肢などの動脈を詰まらせる。静脈系の肺塞栓の原因ではない。
5. 深部静脈血栓症
❌ 誤り。正しくは危険因子である。剥がれた血栓が下大静脈→右心系→肺動脈へ流れて閉塞させる、直接の塞栓源。

【試験対策ポイント】

血栓の場所流れる先起こす病気
下肢・骨盤の深部静脈右心→肺動脈肺血栓塞栓症
左房(心房細動)大動脈→全身の動脈心原性脳塞栓症など
  • Virchowの3要素=血流のうっ滞・血管内皮障害・凝固能亢進
  • 予防:早期離床・弾性ストッキング・間欠的空気圧迫法・抗凝固療法
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