第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第14問
体外循環・補助循環第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第14問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。IABPは拡張期にバルーンを膨らませて大動脈の拡張期圧を上げ、冠血流を増やす。
問題
IABP の禁忌はどれか。
- 1. 大動脈弁狭窄症
- 2. 大動脈弁閉鎖不全症 ✓
- 3. 僧帽弁狭窄症
- 4. 僧帽弁閉鎖不全症
- 5. 三尖弁閉鎖不全症
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 77.8%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 大動脈弁閉鎖不全症
IABPは拡張期にバルーンを膨らませて大動脈の拡張期圧を上げ、冠血流を増やす。大動脈弁閉鎖不全症では、拡張期に上がった大動脈圧がそのまま左室への逆流を増やし、左室の負担を悪化させるため禁忌となる。
【各選択肢の解説】
1. 大動脈弁狭窄症
❌ 誤り。拡張期の大動脈弁は閉じており、逆流を増やす仕組みがない。正しくはIABPの禁忌ではない。
❌ 誤り。拡張期の大動脈弁は閉じており、逆流を増やす仕組みがない。正しくはIABPの禁忌ではない。
2. 大動脈弁閉鎖不全症
✅ 正しい(=正答)。拡張期のバルーン膨張で大動脈から左室への逆流量が増え、左室の容量負荷が増す。
✅ 正しい(=正答)。拡張期のバルーン膨張で大動脈から左室への逆流量が増え、左室の容量負荷が増す。
3. 僧帽弁狭窄症
❌ 誤り。大動脈の拡張期圧を上げても僧帽弁の通過障害は悪化しない。正しくはIABPの禁忌ではない。
❌ 誤り。大動脈の拡張期圧を上げても僧帽弁の通過障害は悪化しない。正しくはIABPの禁忌ではない。
4. 僧帽弁閉鎖不全症
❌ 誤り。収縮期直前のバルーン収縮で後負荷が下がり、左室から大動脈へ駆出しやすくなって左房への逆流が減る。正しくは禁忌ではなく、急性の僧帽弁閉鎖不全症ではむしろ適応となる。
❌ 誤り。収縮期直前のバルーン収縮で後負荷が下がり、左室から大動脈へ駆出しやすくなって左房への逆流が減る。正しくは禁忌ではなく、急性の僧帽弁閉鎖不全症ではむしろ適応となる。
5. 三尖弁閉鎖不全症
❌ 誤り。右心系の弁膜症で、IABPが作用する大動脈の圧とは直接関係しない。正しくはIABPの禁忌ではない。
❌ 誤り。右心系の弁膜症で、IABPが作用する大動脈の圧とは直接関係しない。正しくはIABPの禁忌ではない。
【試験対策ポイント】
| 時相 | バルーン | 効果 |
|---|---|---|
| 拡張期 | 膨張 | 拡張期圧↑ → 冠血流↑(ダイアストリック・オーグメンテーション) |
| 収縮期直前 | 収縮 | 大動脈拡張末期圧↓ → 後負荷↓・心仕事量↓ |
- 禁忌:大動脈弁閉鎖不全症(中等度以上)・大動脈解離・胸部/腹部大動脈瘤・高度の末梢動脈疾患
- 適応:心原性ショック・急性心筋梗塞・急性の僧帽弁閉鎖不全や心室中隔穿孔など
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