第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第21問
血液系第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第21問(血液系)の正答は 3 です。ビタミンB₁₂は胃の壁細胞が出す内因子と結合して回腸末端で吸収される。
問題
胃全摘後に認めた巨赤芽球性貧血の治療に用いるのはどれか。
- 1. 亜鉛製剤
- 2. 副腎皮質ステロイド薬
- 3. ビタミンB₁₂ 製剤 ✓
- 4. 鉄剤
- 5. エリスロポエチン製剤
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 77.8%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — ビタミンB₁₂製剤
ビタミンB₁₂は胃の壁細胞が出す内因子と結合して回腸末端で吸収される。胃全摘で内因子がなくなるとB₁₂が吸収できず、DNA合成が障害されて巨赤芽球性貧血となるため、B₁₂を補充する(内因子による吸収経路が失われるため主に筋注で補う)。
【各選択肢の解説】
1. 亜鉛製剤
❌ 誤り。亜鉛欠乏は味覚障害・皮膚炎などの原因。正しくは亜鉛欠乏症の治療に使う。
❌ 誤り。亜鉛欠乏は味覚障害・皮膚炎などの原因。正しくは亜鉛欠乏症の治療に使う。
2. 副腎皮質ステロイド薬
❌ 誤り。自己免疫機序の病態を抑える薬。正しくは自己免疫性溶血性貧血などの治療に使う。
❌ 誤り。自己免疫機序の病態を抑える薬。正しくは自己免疫性溶血性貧血などの治療に使う。
3. ビタミンB₁₂製剤
✅ 正しい(=正答)。不足しているB₁₂そのものを補う。体内の貯蔵があるため、胃全摘後数年して貧血が現れる。
✅ 正しい(=正答)。不足しているB₁₂そのものを補う。体内の貯蔵があるため、胃全摘後数年して貧血が現れる。
4. 鉄剤
❌ 誤り。正しくは鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)の治療に使う。胃切除後は鉄の吸収も落ちるが、巨赤芽球性貧血(大球性)の治療薬ではない。
❌ 誤り。正しくは鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)の治療に使う。胃切除後は鉄の吸収も落ちるが、巨赤芽球性貧血(大球性)の治療薬ではない。
5. エリスロポエチン製剤
❌ 誤り。腎臓で作られる造血ホルモンの補充。正しくは腎性貧血の治療に使う。
❌ 誤り。腎臓で作られる造血ホルモンの補充。正しくは腎性貧血の治療に使う。
【試験対策ポイント】
| 貧血 | 赤血球の大きさ | 治療 |
|---|---|---|
| 鉄欠乏性貧血 | 小球性 | 鉄剤 |
| 腎性貧血 | 正球性 | エリスロポエチン製剤 |
| 巨赤芽球性貧血 | 大球性 | ビタミンB₁₂・葉酸 |
- B₁₂欠乏では貧血に加えて亜急性連合性脊髄変性症などの神経症状を伴う
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