第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問
医用画像計測第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問(医用画像計測)の正答は 5 です。光トポグラフィは近赤外光を頭皮上から当て、大脳皮質のヘモグロビン濃度の変化を測る装置(近赤外分光法:NIRS)である。
問題
光トポグラフィ装置について誤っているのはどれか。
- 1. 酸素化ヘモグロビン量の変化を検出する。
- 2. 大脳皮質の活動状態を可視化できる。
- 3. 脳神経外科領域の術前検査に用いられる。
- 4. 多チャンネル測定ができる。
- 5. 遠赤外光を用いて測定する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.3%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 遠赤外光を用いて測定する。
光トポグラフィは近赤外光を頭皮上から当て、大脳皮質のヘモグロビン濃度の変化を測る装置(近赤外分光法:NIRS)である。遠赤外光は水に強く吸収されて頭蓋内まで届かないため、5が誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 酸素化ヘモグロビン量の変化を検出する。
✅ 正しい。酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンで近赤外光の吸収のしかたが違うことを使い、両者の濃度変化を求める。
✅ 正しい。酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンで近赤外光の吸収のしかたが違うことを使い、両者の濃度変化を求める。
2. 大脳皮質の活動状態を可視化できる。
✅ 正しい。神経が活動した部位では局所の血流が増えて酸素化ヘモグロビンが増すため、その変化を地図状に表示して皮質の活動を見る。
✅ 正しい。神経が活動した部位では局所の血流が増えて酸素化ヘモグロビンが増すため、その変化を地図状に表示して皮質の活動を見る。
3. 脳神経外科領域の術前検査に用いられる。
✅ 正しい。てんかん焦点の診断補助や、言語優位半球の判定など術前の脳機能評価に用いられる。
✅ 正しい。てんかん焦点の診断補助や、言語優位半球の判定など術前の脳機能評価に用いられる。
4. 多チャンネル測定ができる。
✅ 正しい。送光プローブと受光プローブを頭部に格子状に並べ、多数の測定点を同時に計測する。
✅ 正しい。送光プローブと受光プローブを頭部に格子状に並べ、多数の測定点を同時に計測する。
5. 遠赤外光を用いて測定する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは近赤外光(おおむね700〜900 nm)を用いる。この波長域は水とヘモグロビンの吸収が小さく、光が生体の深くまで届く(生体の窓)。
❌ 誤り(=正答)。正しくは近赤外光(おおむね700〜900 nm)を用いる。この波長域は水とヘモグロビンの吸収が小さく、光が生体の深くまで届く(生体の窓)。
【試験対策ポイント】
- 光トポグラフィ=NIRS=近赤外光でヘモグロビン変化を測り、皮質の活動を画像化
- 非侵襲で体の拘束が少なく、乳幼児や体を動かしながらの計測にも使える
- 測るのは皮質表面付近の血液量の変化で、脳深部は測れない
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