第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第34問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第34問(各種治療機器)の正答は 1 です。除細動器の安全な使い方と点検の問題。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 81.8%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
除細動器の安全な使い方と点検の問題。ゼリーが足りないと接触部で熱傷が起こり、出力の確認は50 Ωの負荷抵抗に通電して行う。心室細動は非同期で通電し、通電時は周囲が患者から離れる。
【各選択肢の解説】
a.電極パドルへの導電性ゼリー塗布不良は熱傷リスクとなる。
✅ 正しい。ゼリーが不足・不均一だとパドルと皮膚の接触抵抗が上がり、電流が狭い部分に集中して発熱し皮膚熱傷を起こす。
b.通電テストには50 Ω負荷抵抗を使用する。
✅ 正しい。人体の経胸壁インピーダンスに見立てた50 Ωの負荷に通電し、設定どおりのエネルギーが出るかを確かめる。
c.心室細動除去ではR波同期スイッチをオンにする。
❌ 誤り。正しくは心室細動ではR波がはっきりしないので同期はオフ(非同期)で通電する。R波同期は心房細動・心房粗動など、R波のある頻拍に行うカルジオバージョンで使う。
d.通電時に、介助者は患者を保持し体動を防ぐ。
❌ 誤り。正しくは通電時は術者以外の全員が患者とベッドから離れる。患者に触れていると介助者も感電する。
e.電極パドルの通電ボタンは左右いずれか片方を押す。
❌ 誤り。正しくは左右のパドルの通電ボタンを同時に押したときに放電する。片手の誤操作で放電しないための仕組みである。
✅ 正しい(=正答)。どちらも正しい記述である。
❌ eは誤り。正しくは正しい記述はa・b。
❌ cは誤り。正しくは正しい記述はa・b。
❌ c・dは誤り。正しくは正しい記述はa・b。
❌ d・eは誤り。正しくは正しい記述はa・b。
【試験対策ポイント】
| 場面 | 同期 |
|---|---|
| 心室細動・無脈性心室頻拍 | 非同期(同期オフ) |
| 心房細動・心房粗動などのカルジオバージョン | R波同期オン |
- 出力の点検=50 Ω負荷
- パドル=ゼリーを十分に・ボタンは左右同時押し・通電時は周囲が離れる
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