MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第54問

電子工学第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第54問(電子工学)の正答は 4 です。差動増幅器の同相除去比CMRRを求める問題。

問題
差動増幅器の入力端子間に2 mV を入力したとき、4 V の出力が得られた。 この入力端子を短絡して、アースとの間に1 V を入力したとき、200 mV の出力が 得られた。この差動増幅器の同相除去比(CMRR) [dB]はどれか。
  1. 1. 20
  2. 2. 40
  3. 3. 60
  4. 4. 80
  5. 5. 100

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 80

差動増幅器の同相除去比CMRRを求める問題。差動利得Ad=4V/2mV=2000、同相利得Ac=200mV/1V=0.2。CMRR=Ad/Ac=10000=80dB。正答は4。


【計算の流れ】

・差動利得 Ad=出力/差動入力=4V ÷ 2mV=2000
・同相利得 Ac=出力/同相入力=200mV ÷ 1V=0.2
・CMRR=Ad/Ac=2000/0.2=10000
・dB表示=20 log10(10000)=20×4=80dB


【各選択肢の解説】

1. 20 / 2. 40 / 3. 60
❌ 誤り。Ad/Acやlogの計算を誤ると出る。
4. 80
✅ 正しい。CMRR=10000=80dB。
5. 100
❌ 誤り。10万倍(100dB)に相当し過大。

【試験対策ポイント】

CMRR=差動利得/同相利得、dB=20 log(CMRR)。生体信号は微小な差動成分に大きな同相ノイズ(ハム等)が重畳するため、CMRRの高い差動増幅が必須。log換算の目安:×10→20dB、×100→40dB、×1000→60dB、×10000→80dB。心電計では100dB以上が求められる。

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