MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第62問

システム工学第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第62問(システム工学)の正答は 3 です。図は、前向き要素 G=K₁/(s(s+1))、帰還要素 H=K₂ で、加え合わせ点の帰還側が「−」の負帰還。

問題
図のブロック線図の伝達関数はどれか。
第37回午後第62問 図
  1. 1. K₁K₂/(s(s+1))
  2. 2. K₁/(s(s+1)K₂)
  3. 3. K₁/(s(s+1)+K₁K₂) ✓
  4. 4. K₁K₂/(s(s+1)-K₁K₂)
  5. 5. s(s+1)/(s(s+1)+K₁K₂)

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 41.2%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — K₁/(s(s+1)+K₁K₂)

図は、前向き要素 G=K₁/(s(s+1))、帰還要素 H=K₂ で、加え合わせ点の帰還側が「−」の負帰還。閉ループ伝達関数 W=G/(1+GH)に代入して整理する。


【図の読み方と計算】

  • 加え合わせ点:入力が+、帰還信号が− → 負帰還
  • 前向き経路:K₁/(s(s+1))。出力から分岐してK₂を通って戻る
  • W=G/(1+GH)
={K₁/(s(s+1))}/{1+K₁K₂/(s(s+1))}
  • 分子・分母に s(s+1)を掛けて
W=K₁/(s(s+1)+K₁K₂)


【各選択肢の解説】

1. K₁K₂/(s(s+1))
❌ 誤り。GとHを掛けただけの一巡伝達関数GH。正しくは閉ループは G/(1+GH)。
2. K₁/(s(s+1)K₂)
❌ 誤り。G/Hの形で、帰還結合の式ではない。正しくは G/(1+GH)。
3. K₁/(s(s+1)+K₁K₂)
✅ 正しい。負帰還の式 G/(1+GH)に代入し、s(s+1)を掛けて整理した形。分子は前向き経路のK₁だけになる。
4. K₁K₂/(s(s+1)-K₁K₂)
❌ 誤り。分子にK₂が入り、分母の符号も正帰還(G/(1−GH))のもの。正しくは分子K₁、分母は+K₁K₂。
5. s(s+1)/(s(s+1)+K₁K₂)
❌ 誤り。1/(1+GH)の形で、入力から偏差(誤差)への伝達関数。正しくは分子が K₁ の G/(1+GH)。

【試験対策ポイント】

  • 負帰還:W=G/(1+GH)、正帰還:W=G/(1−GH)
  • 分子は前向き経路だけ(帰還要素は分子に入らない)
  • 分数の中に分数があるときは、Gの分母を分子・分母に掛けて整理する
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