MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問

呼吸療法装置第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第63問(呼吸療法装置)の正答は 2 です。高気圧酸素治療(HBO)は加圧・減圧の過程で閉鎖腔内のガスが膨張・収縮する。

問題
高気圧酸素治療の適応疾患でないのはどれか。
  1. 1. 慢性骨髄炎
  2. 2. 自然気胸
  3. 3. ガス壊疽
  4. 4. 突発性難聴
  5. 5. 一酸化炭素中毒

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 自然気胸

高気圧酸素治療(HBO)は加圧・減圧の過程で閉鎖腔内のガスが膨張・収縮する。未処置の気胸は減圧時に緊張性気胸へ増悪するため絶対禁忌。よって「適応でない」のは自然気胸で2番。他はいずれもHBOのよい適応である。


【各選択肢の解説】

1. 慢性骨髄炎
❌ 適応である。難治性感染巣の組織酸素化を高め治癒を促す。
2. 自然気胸
✅ 正しい(=適応でない)。未処置の気胸はHBOの絶対禁忌(減圧で緊張性気胸に増悪)。
3. ガス壊疽
❌ 適応である。嫌気性菌感染で、高濃度酸素が菌の増殖を抑制する。
4. 突発性難聴
❌ 適応である。内耳の酸素化改善を目的に用いられる。
5. 一酸化炭素中毒
❌ 適応である。CO-ヘモグロビンの解離を促進する第一選択的治療。

【試験対策ポイント】

HBOの適応:CO中毒・ガス壊疽・減圧症・空気塞栓・難治性骨髄炎・突発性難聴・重症軟部組織感染など。禁忌:未処置の気胸(絶対)、活動性の出血、重症の閉塞性肺疾患。原理は「加圧で溶存酸素を増やす」ため、2.0〜2.8絶対気圧を用いる。

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