MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問

呼吸療法装置第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。回路からガスが漏れると、患者の肺に届く換気量が減って低換気になり、CO₂がたまる。

問題
人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1. 呼気弁の開放不全 ― 圧損傷
  2. 2. 呼吸流路の屈曲 ― 換気の異常
  3. 3. 呼吸回路のリーク ― 低二酸化炭素血症 ✓
  4. 4. 加温加湿器の停止 ― 喀痰の硬化
  5. 5. 吸入気酸素濃度の異常上昇 ― 酸素中毒

正答:3番

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32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 呼吸回路のリーク ― 低二酸化炭素血症

回路からガスが漏れると、患者の肺に届く換気量が減って低換気になり、CO₂がたまる。起こるのは高二酸化炭素血症で、「低」とした3が誤りの組合せである。


【各選択肢の解説】

1. 呼気弁の開放不全 ― 圧損傷
✅ 正しい。呼気弁が開かないと吐いたガスが出ていけず、送気のたびに回路と肺の圧が上がり、気胸などの圧損傷を起こす。
2. 呼吸流路の屈曲 ― 換気の異常
✅ 正しい。回路やチューブの折れ曲がりでガスの通り道が狭くなり、換気量の低下や気道内圧の上昇が起こる。
3. 呼吸回路のリーク ― 低二酸化炭素血症
❌ 誤り(=正答)。リークでは設定した換気量が肺に届かず換気が不足する。正しくは高二酸化炭素血症(低換気)を起こす。
4. 加温加湿器の停止 ― 喀痰の硬化
✅ 正しい。気管挿管中は鼻・口での加温加湿が働かないため、乾いたガスで分泌物が乾いて硬くなり、チューブや気道を詰まらせる。
5. 吸入気酸素濃度の異常上昇 ― 酸素中毒
✅ 正しい。高濃度の酸素を長く吸うと、活性酸素による肺の傷害(酸素中毒)が起こる。

【試験対策ポイント】

異常起こること
リーク・回路はずれ換気量↓ → 高CO₂血症・低酸素、気道内圧↓
呼気弁の開放不全・閉塞気道内圧↑ → 圧損傷
加温加湿の停止喀痰の乾燥・硬化 → 閉塞
高濃度酸素酸素中毒
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