第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問
呼吸療法装置第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。在宅酸素療法(HOT)は、低酸素による肺血管の収縮を和らげるので、肺高血圧症はむしろ適応(診療報酬の在宅酸素療法指導管理料の対象)。
問題
在宅酸素療法について誤っているのはどれか。
- 1. COPD の予後を改善する。
- 2. 液化酸素を用いる場合がある。
- 3. 慢性心不全に有効である。
- 4. CO₂ ナルコーシスの発症に注意する。
- 5. 肺高血圧症に禁忌である。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.5%難問
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 肺高血圧症に禁忌である。
在宅酸素療法(HOT)は、低酸素による肺血管の収縮を和らげるので、肺高血圧症はむしろ適応(診療報酬の在宅酸素療法指導管理料の対象)。「禁忌」とした5が誤り。
【各選択肢の解説】
1. COPD の予後を改善する。
✅ 正しい。低酸素血症を伴う慢性呼吸不全のCOPDでは、長時間の酸素療法で生命予後が改善することが臨床試験で示されている。
✅ 正しい。低酸素血症を伴う慢性呼吸不全のCOPDでは、長時間の酸素療法で生命予後が改善することが臨床試験で示されている。
2. 液化酸素を用いる場合がある。
✅ 正しい。酸素の供給源には酸素濃縮装置・酸素ボンベのほか、液化酸素(設置型の親容器と携帯用の子容器)がある。
✅ 正しい。酸素の供給源には酸素濃縮装置・酸素ボンベのほか、液化酸素(設置型の親容器と携帯用の子容器)がある。
3. 慢性心不全に有効である。
✅ 正しい。睡眠時のチェーン・ストークス呼吸を伴う慢性心不全はHOTの対象で、睡眠中の低酸素を改善する。
✅ 正しい。睡眠時のチェーン・ストークス呼吸を伴う慢性心不全はHOTの対象で、睡眠中の低酸素を改善する。
4. CO₂ ナルコーシスの発症に注意する。
✅ 正しい。CO₂がたまるII型呼吸不全では、高い流量の酸素で低酸素による呼吸刺激が失われ、換気が落ちてCO₂ナルコーシスになりうる。
✅ 正しい。CO₂がたまるII型呼吸不全では、高い流量の酸素で低酸素による呼吸刺激が失われ、換気が落ちてCO₂ナルコーシスになりうる。
5. 肺高血圧症に禁忌である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは肺高血圧症はHOTの適応で、酸素投与で肺血管の収縮を和らげ肺動脈圧を下げる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは肺高血圧症はHOTの適応で、酸素投与で肺血管の収縮を和らげ肺動脈圧を下げる。
【試験対策ポイント】
- HOTの対象(診療報酬):高度慢性呼吸不全・肺高血圧症・慢性心不全・チアノーゼ型先天性心疾患
- 高度慢性呼吸不全の基準:安静時PaO₂ 55 Torr以下、またはPaO₂ 60 Torr以下で睡眠時・運動時に著しい低酸素血症をきたす者
- 注意点:CO₂ナルコーシス、火気厳禁(酸素は燃焼を助ける)
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