第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。遠心ポンプは羽根車の回転で血液に遠心力を与える非閉塞型のポンプ。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 90.9%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
遠心ポンプは羽根車の回転で血液に遠心力を与える非閉塞型のポンプ。チューブをしごかないので溶血が少なく、大量の空気が入ると空回りして送れなくなるため空気を送りにくい。
【各選択肢の解説】
a.溶血が少ない。
✅ 正しい。ローラポンプのようにチューブを圧閉してしごかないため、血球への機械的な損傷が少ない。
b.血液粘度の影響を受けにくい。
❌ 誤り。遠心ポンプは回転数が同じでも、前負荷・後負荷(回路抵抗)や血液の性状で流量が変わる。正しくは影響を受けやすく、流量計で流量を確かめる必要がある。ローラポンプは回転数で流量が決まる。
c.停止時に血液の逆流を生じない。
❌ 誤り。正しくは非閉塞型のため停止・低回転時に逆流を生じるので、送血側を鉗子で遮断する。ローラポンプは圧閉しているので逆流しにくい。
d.吸引ポンプとして使用できる。
❌ 誤り。術野の吸引(サクション)やベントでは空気を含む血液を引くため、空気が入ると空回りする遠心ポンプは向かない。正しくはローラポンプを吸引ポンプとして使う。
e.空気を送りにくい。
✅ 正しい。大量の空気が入るとポンプ内にたまって空回りし送血が止まるため、空気を体内へ送り込みにくい。
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・eの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。どちらも非閉塞型であることから生まれる利点である。
❌ 誤り。b・cは誤り。正しくはa・eの組合せである。
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・eの組合せである。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・eの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 項目 | ローラポンプ | 遠心ポンプ |
|---|---|---|
| 方式 | 閉塞型(チューブをしごく) | 非閉塞型 |
| 流量 | 回転数で決まる | 負荷で変わる(流量計が要る) |
| 溶血 | 多い | 少ない |
| 停止時の逆流 | 起こりにくい | 起こる |
| 空気 | 送り込む | 送りにくい |
| 吸引・ベント | 使える | 向かない |
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