第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第75問
血液浄化療法装置第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。未分画ヘパリンは自ら酵素を阻害するのではなく、アンチトロンビン(AT)に結合してその働きを大きく強める。
問題
未分画ヘパリンによって活性が阻害される凝固因子はどれか。
- 1. フィブリン(第Ⅰa 因子)
- 2. トロンビン(第Ⅱa 因子) ✓
- 3. 第Ⅲ因子
- 4. 第Ⅻ因子
- 5. 第XIII因子
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.5%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — トロンビン(第Ⅱa 因子)
未分画ヘパリンは自ら酵素を阻害するのではなく、アンチトロンビン(AT)に結合してその働きを大きく強める。AT が不活化する主な相手はトロンビン(Ⅱa)と第Xa因子で、選択肢の中ではトロンビンが該当する。
【各選択肢の解説】
1. フィブリン(第Ⅰa 因子)
❌ 誤り。フィブリンは凝固の最終産物で、酵素ではないため阻害の対象にならない。正しくはヘパリンはフィブリンを作るトロンビンの働きを抑える。
❌ 誤り。フィブリンは凝固の最終産物で、酵素ではないため阻害の対象にならない。正しくはヘパリンはフィブリンを作るトロンビンの働きを抑える。
2. トロンビン(第Ⅱa 因子)
✅ 正しい。ヘパリン-AT複合体がトロンビンに結合して不活化する。未分画ヘパリンは長い鎖でATとトロンビンを橋渡しできるため、抗Ⅱa作用と抗Xa作用をともにもつ。
✅ 正しい。ヘパリン-AT複合体がトロンビンに結合して不活化する。未分画ヘパリンは長い鎖でATとトロンビンを橋渡しできるため、抗Ⅱa作用と抗Xa作用をともにもつ。
3. 第Ⅲ因子
❌ 誤り。第Ⅲ因子は組織因子(外因系の開始に関わる膜たんぱく)で、ATの標的となるたんぱく分解酵素ではない。正しくはヘパリン-ATの主な標的はⅡaとXaである。
❌ 誤り。第Ⅲ因子は組織因子(外因系の開始に関わる膜たんぱく)で、ATの標的となるたんぱく分解酵素ではない。正しくはヘパリン-ATの主な標的はⅡaとXaである。
4. 第Ⅻ因子
❌ 誤り。第Ⅻ因子は接触相(内因系)の開始因子で、ヘパリンの主な作用点ではない。正しくはヘパリンの抗凝固作用の中心はⅡaとXaの阻害である。
❌ 誤り。第Ⅻ因子は接触相(内因系)の開始因子で、ヘパリンの主な作用点ではない。正しくはヘパリンの抗凝固作用の中心はⅡaとXaの阻害である。
5. 第XIII因子
❌ 誤り。第XIII因子はフィブリンどうしを架橋して安定化させる因子で、ATの標的ではない。正しくはヘパリン-ATが阻害するのはⅡa・Xaが中心である。
❌ 誤り。第XIII因子はフィブリンどうしを架橋して安定化させる因子で、ATの標的ではない。正しくはヘパリン-ATが阻害するのはⅡa・Xaが中心である。
【試験対策ポイント】
| 抗凝固薬 | 作用 |
|---|---|
| 未分画ヘパリン | ATを介してⅡa・Xaを阻害 |
| 低分子ヘパリン | ATを介して主にXaを阻害(抗Ⅱa作用は弱い) |
| アルガトロバン | トロンビンを直接阻害(AT不要) |
| ナファモスタット | たんぱく分解酵素阻害薬・半減期が短い |
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