第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第83問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第83問(医用機械工学)の正答は 3 です。ドプラ効果は、音源や観測者が動くことで観測される周波数が変わる現象で、シフトの大きさは周波数・相対速度・音速で決まる。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 31.6%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ドプラ効果は、音源や観測者が動くことで観測される周波数が変わる現象で、シフトの大きさは周波数・相対速度・音速で決まる。振幅(音の大きさ)は関係しない。
【各選択肢の解説】
a.ドプラ効果の大きさ(ドプラシフト)は音速に依存しない。
❌ 誤り。正しくはドプラシフトは音速に依存する。例えば静止音源に観測者が速さ v で近づくと f' = f(c+v)/c で、シフトは fv/c と音速 c で割った形になる。
b.水中でも生じる効果である。
✅ 正しい。音波が伝わる媒質であれば気体・液体・固体を問わず生じる。生体内(水に近い組織・血液)で使う超音波ドプラ法はこれを利用している。
c.音源が出す音波の振幅に依存しない。
✅ 正しい。シフトは送信周波数・相対速度・音速で決まり、振幅は式に入らない。
d.観測者が音源に接近すると音が低く聞こえる。
❌ 誤り。正しくは接近すると単位時間に受け取る波の数が増え、音は高く聞こえる。遠ざかると低く聞こえる。
e.音のうなり現象はドプラ効果である。
❌ 誤り。正しくはうなりは周波数のわずかに違う2つの音の重ね合わせ(干渉)で、差の周波数で音の大きさが強弱を繰り返す別の現象である。
❌ 誤り。aは誤り。正しくはb・cの組合せである。
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはb・cの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。b・cとも正しい記述である。
❌ 誤り。dは誤り(接近で高くなる)。正しくはb・cの組合せである。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・cの組合せである。
【試験対策ポイント】
- 近づく=周波数が上がる(高い音)、遠ざかる=下がる(低い音)
- 超音波ドプラ血流計:Δf = 2f v cosθ / c(f:送信周波数、v:血流速度、θ:ビームと血流のなす角、c:音速)
- うなりは2音の干渉で、ドプラ効果とは別物
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「医用機械工学」でまとめて復習できます。力学・材料力学・流体・熱の頻出ポイントを国試の粒度で整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「医用機械工学」第1章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化