第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第86問
生体物性第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第86問(生体物性)の正答は 4 です。生体の光学:長波長(赤〜近赤外)ほど深達(近赤外の生体の窓=660〜1000 nm)。
問題
生体の光特性について正しいのはどれか。
- 1. 波長が短いほど組織深部に到達する。
- 2. UVA はUVC より表皮での吸収が大きい。
- 3. 可視光は皮膚表面でほとんど反射される。
- 4. 血液は可視光域では赤色光の吸収が小さい。 ✓
- 5. 水は赤外光よりも可視光を良く吸収する。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 血液は可視光域では赤色光の吸収が小さい。
生体の光特性を問う。血液(ヘモグロビン)は可視光の中で青〜緑を強く吸収し、赤色光の吸収は小さいため反射・透過して赤く見える。よって4番が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 波長が短いほど組織深部に到達する。
❌ 誤り。逆で、波長が長い(赤〜近赤外)ほど深部に到達する(近赤外の「生体の窓」)。
❌ 誤り。逆で、波長が長い(赤〜近赤外)ほど深部に到達する(近赤外の「生体の窓」)。
2. UVAはUVCより表皮での吸収が大きい。
❌ 誤り。UVC(短波長)は表皮でほぼ吸収され、UVA(長波長)はより深部(真皮)に達する=表皮吸収はUVCが大きい。
❌ 誤り。UVC(短波長)は表皮でほぼ吸収され、UVA(長波長)はより深部(真皮)に達する=表皮吸収はUVCが大きい。
3. 可視光は皮膚表面でほとんど反射される。
❌ 誤り。可視光の相当部分は表皮・真皮に吸収・散乱されて進入する。
❌ 誤り。可視光の相当部分は表皮・真皮に吸収・散乱されて進入する。
4. 血液は可視光域では赤色光の吸収が小さい。
✅ 正しい。赤色光の吸収が小さいため血液は赤く見える(酸素化で吸収スペクトルが変化=パルスオキシメータの原理)。
✅ 正しい。赤色光の吸収が小さいため血液は赤く見える(酸素化で吸収スペクトルが変化=パルスオキシメータの原理)。
5. 水は赤外光よりも可視光を良く吸収する。
❌ 誤り。水は赤外光を強く吸収し、可視光の吸収は小さい。
❌ 誤り。水は赤外光を強く吸収し、可視光の吸収は小さい。
【試験対策ポイント】
生体の光学:長波長(赤〜近赤外)ほど深達(近赤外の生体の窓=660〜1000 nm)。ヘモグロビンは赤色光の吸収小(→赤く見える)、酸素化Hbと還元Hbで吸収差→パルスオキシメータ(赤660 nm/赤外940 nm)。水は赤外を強く吸収(CO2レーザー10.6 μmが水に吸収され表層蒸散)。
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