第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問
生体物性第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問(生体物性)の正答は 5 です。能動輸送はエネルギーを使って濃度勾配に逆らって物質を運ぶ。
問題
細胞膜を介して能動輸送される物質はどれか。
- 1. 水
- 2. 尿素
- 3. 酸素
- 4. 二酸化炭素
- 5. グルコース ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 74.1%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — グルコース
能動輸送はエネルギーを使って濃度勾配に逆らって物質を運ぶ。グルコースは小腸上皮や腎尿細管で、Na⁺の濃度勾配を使うNa⁺-グルコース共輸送(SGLT:二次性能動輸送)により取り込まれる。ほかの4つは濃度勾配に従う受動輸送で移動する。
【各選択肢の解説】
1. 水
❌ 誤り。正しくは浸透圧差に従って、脂質二重層やアクアポリン(水チャネル)を通る受動輸送で移動する。
❌ 誤り。正しくは浸透圧差に従って、脂質二重層やアクアポリン(水チャネル)を通る受動輸送で移動する。
2. 尿素
❌ 誤り。正しくは小さな電荷をもたない分子で、濃度勾配に従う拡散(尿素輸送体による促進拡散を含む)で移動する受動輸送である。
❌ 誤り。正しくは小さな電荷をもたない分子で、濃度勾配に従う拡散(尿素輸送体による促進拡散を含む)で移動する受動輸送である。
3. 酸素
❌ 誤り。正しくは脂溶性の小さな気体分子で、分圧差に従って膜を通る単純拡散(受動輸送)で移動する。
❌ 誤り。正しくは脂溶性の小さな気体分子で、分圧差に従って膜を通る単純拡散(受動輸送)で移動する。
4. 二酸化炭素
❌ 誤り。正しくは酸素と同じく分圧差に従う単純拡散(受動輸送)で移動する。
❌ 誤り。正しくは酸素と同じく分圧差に従う単純拡散(受動輸送)で移動する。
5. グルコース
✅ 正しい(=正答)。Na⁺-K⁺ポンプ(ATPを使う一次性能動輸送)が作ったNa⁺の濃度勾配を利用して、SGLTが濃度勾配に逆らってグルコースを細胞内へ運ぶ。なお多くの細胞ではGLUTによる促進拡散で取り込まれる。
✅ 正しい(=正答)。Na⁺-K⁺ポンプ(ATPを使う一次性能動輸送)が作ったNa⁺の濃度勾配を利用して、SGLTが濃度勾配に逆らってグルコースを細胞内へ運ぶ。なお多くの細胞ではGLUTによる促進拡散で取り込まれる。
【試験対策ポイント】
| 輸送 | エネルギー | 例 |
|---|---|---|
| 単純拡散 | 不要 | O₂、CO₂ |
| 促進拡散 | 不要 | GLUTによるグルコース、尿素輸送体 |
| 浸透 | 不要 | 水(アクアポリン) |
| 一次性能動輸送 | ATP | Na⁺-K⁺ポンプ |
| 二次性能動輸送 | Na⁺の勾配 | SGLTによるグルコース |
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