第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問(医用材料)の正答は 5 です。血液が医用材料(異物)の表面に触れると、第Ⅻ因子の接触活性化から内因系凝固が始まり、Ca²⁺の存在下で第X因子→Xa、プロトロンビン→トロンビン、フィブリノゲン→フィブリンと進む。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 55%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血液が医用材料(異物)の表面に触れると、第Ⅻ因子の接触活性化から内因系凝固が始まり、Ca²⁺の存在下で第X因子→Xa、プロトロンビン→トロンビン、フィブリノゲン→フィブリンと進む。ヘパリンとクエン酸は凝固を抑える側である。
【各選択肢の解説】
a.ヘパリンが作用する。
❌ 誤り。正しくはヘパリンはアンチトロンビンを介してトロンビン・Xaを阻害する抗凝固薬で、凝固を抑える。
b.クエン酸が関与する。
❌ 誤り。正しくはクエン酸はCa²⁺と結合(キレート)して凝固反応に使えなくする抗凝固薬で、輸血用血液の保存や採血管に使う。
c.カルシウムイオンが関与する。
✅ 正しい。Ca²⁺(第Ⅳ因子)は凝固因子がリン脂質の表面に集まる反応に必要で、多くの段階に関わる。
d.プロトロンビンが活性化する。
✅ 正しい。Xaの働きでプロトロンビン(第Ⅱ因子)がトロンビンに変わり、フィブリノゲンをフィブリンにする。
e.第Xa 因子が活性化する。
✅ 正しい。内因系・外因系はいずれも第X因子を活性化してXaとし、共通経路に入る。
❌ 誤り。a・bは抗凝固の物質。正しくはc・d・eの組合せである。
❌ 誤り。a・bは抗凝固の物質。正しくはc・d・eの組合せである。
❌ 誤り。aは抗凝固薬。正しくはc・d・eの組合せである。
❌ 誤り。bは抗凝固の物質。正しくはc・d・eの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。いずれも凝固を進める反応である。
【試験対策ポイント】
- 材料表面での凝固:第Ⅻ因子の接触活性化 → 内因系 → Xa → トロンビン → フィブリン
- 凝固を進める:Ca²⁺、各凝固因子の活性化
- 凝固を抑える:ヘパリン(アンチトロンビン増強)、クエン酸・EDTA(Ca²⁺のキレート)
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