第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第12問
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第12問(医学的基礎)の正答は 3 です。消毒・滅菌は対象の材質と部位で選ぶ。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 76.1%やさしい
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
消毒・滅菌は対象の材質と部位で選ぶ。粘膜には刺激の少ないベンザルコニウム塩化物、耐熱性の鋼製小物には高圧蒸気滅菌が適する。次亜塩素酸ナトリウムは手指には使わず、熱に弱い腹腔鏡に乾熱滅菌は使えない。
【各選択肢の解説】
a.手指 ― 次亜塩素酸ナトリウム水溶液
❌ 誤り。次亜塩素酸ナトリウムは皮膚への刺激・金属腐食性が強く、環境や器具に使う。正しくは手指消毒には速乾性アルコール製剤やクロルヘキシジンなどを使う。
b.粘膜 ― ベンザルコニウム塩化物液
✅ 正しい。陽イオン界面活性剤(逆性石けん)で刺激が少なく、低濃度で粘膜に使える。
c.鋼製小物 ― 高圧蒸気滅菌
✅ 正しい。鉗子・剪刀などの耐熱・耐湿の器材には、確実で残留毒性のない高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)が第一選択である。
d.手術室の壁 ― ホルムアルデヒド
❌ 誤り。ホルムアルデヒドは毒性・刺激性が強く、環境に使うのは不適である。正しくは壁・床などは清掃(清拭)を基本とし、血液などで汚染された場所だけを消毒する。
e.腹腔鏡 ― 乾熱滅菌
❌ 誤り。乾熱滅菌は高温(160〜180℃程度)で、ガラスや金属に使う。正しくはレンズ・光学系を持つ腹腔鏡などの熱に弱い器材は、酸化エチレンガス滅菌や過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌などの低温滅菌を使う。
❌ 誤り。aは誤り。正しくはb・cの組合せである。
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはb・cの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。粘膜にベンザルコニウム塩化物、鋼製小物に高圧蒸気滅菌はどちらも適切な組合せである。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはb・cの組合せである。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・cの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 方法 | 主な対象 |
|---|---|
| 高圧蒸気滅菌 | 耐熱・耐湿の器材(鋼製小物など) |
| 乾熱滅菌 | ガラス・金属・油脂など |
| 酸化エチレンガス・過酸化水素低温ガスプラズマ | 熱に弱い器材(内視鏡など) |
| 放射線(γ線) | 単回使用の製品(工場で滅菌) |
消毒薬:手指=アルコール・クロルヘキシジン、粘膜=ベンザルコニウム塩化物・ポビドンヨード、環境・器具=次亜塩素酸ナトリウム。
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「医学概論」でまとめて復習できます。医学的基礎・人体の構造と機能を、国試で問われる要点に絞って整理。読んだ流れでそのまま過去問演習へ。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「医学概論」第1章を開く(無料)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化