MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問

計測工学第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問(計測工学)の正答は 2 です。波形の極大(ピーク)では微分値(傾き)が0となり符号が正→負に変わるため、微分演算でピーク位置を検出できる。

問題
生体信号の処理について正しいのはどれか。
  1. 1. 基線ドリフトの影響を低減するために加算平均を用いる。
  2. 2. 信号波形のピーク位置は微分演算で検出できる。
  3. 3. 高周波雑音を除去するためにハムフィルタを用いる。
  4. 4. 不規則雑音に埋もれた繰り返し信号は移動平均で検出できる。
  5. 5. アナログ信号をディジタル信号に変換するためにフーリエ変換を用いる。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 信号波形のピーク位置は微分演算で検出できる。

波形の極大(ピーク)では微分値(傾き)が0となり符号が正→負に変わるため、微分演算でピーク位置を検出できる。2が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 基線ドリフトの影響を低減するために加算平均を用いる。
❌ 誤り。低周波の基線変動は高域通過フィルタ(HPF)で除去する。
2. 信号波形のピーク位置は微分演算で検出できる。
✅ 正しい。微分値が0になる点がピーク。
3. 高周波雑音を除去するためにハムフィルタを用いる。
❌ 誤り。ハムフィルタは商用電源(50/60 Hz)除去用。高周波は低域通過フィルタ(LPF)。
4. 不規則雑音に埋もれた繰り返し信号は移動平均で検出できる。
❌ 誤り。時間同期の加算平均で検出する(移動平均は平滑化)。
5. アナログ信号をディジタル信号に変換するためにフーリエ変換を用いる。
❌ 誤り。A/D変換は標本化・量子化。フーリエ変換は周波数解析。

【試験対策ポイント】

加算平均=繰り返し信号のSN比向上(誘発電位)。微分=ピーク・立ち上がり検出。フィルタの用途:LPF(高周波雑音除去)/HPF(基線ドリフト除去)/ハムフィルタ(50-60 Hz除去)

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